多趣味・マツキヨの落書き帳

2013年(平成25年/皇紀2673年)1月、タイトル含めて大幅刷新いたしました。 現在、ダイエー店舗訪問記録/映画鑑賞記/即席麺試食記/ラーメン店訪問記がメイン記事となっております。画像/引用/リンク等は、ご随意に。

映画

2020.10.25 二週間ぶり 「劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン」7回目鑑賞記

2020.10.16から公開された、「鬼滅の刃 無限列車編」の入れ込みが止まらない。
すでにこれだけの記録を樹立している。
・公開初日入れ込み 910507人 興行収入12億6872万4000円
・単日入れ込み記録 127万0234人(10/17)、次点が123万9752人(10/18)
・土日入れ込み 250万9986人/33億5439万2750円
・オープニング3日間総計 342万493人/46億2311万7450円

その後も、日々30〜40万人前後を動員、2週目週末土曜日の24日も、「興行収入を見守りたい!」サイトで85万人弱を記録してしまう。
着席率が落ち着いてことを考えると、満席だらけ、とまではいかなくなってきたようで、来週の10/31・11/1の週末が一つのピークになりそうな予感がする。それでも、もうすでに一大興行を成し遂げたのと同時に、こんな大規模箱割はもう二度と組めないことを考えると、この記録自体が破られることはないと断言していい。

その一方で、新作はもとより、旧作の収束ぶりの激しいことは仕方のないことと思われがちである。世が世なら、もう少し入ってくれてもいいはずの「きみの瞳が問いかけている」も、データ10万には程遠い3.5万、宗教色の強い「夜明けを信じて。」も2週目で急速にしぼんだ。ところが、「劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は、箱設定も不遇な立ち位置ながら、土曜日の入れ込みが着席率が5割越え、日曜日も大健闘しているとみられる。

当初の予定では、109エキスポでimax鬼滅を決める予定だったが、大幅に寝過ごしをやらかし、あえなく断念。旧作ではやはり6週目に突入したヴァイオレットちゃん分を補給しようと思い立ったのだった。
向かった先は、「鬼滅」に汚染されていない大阪ステーションシティシネマ。実は、鑑賞も初めてだと記憶している。ところが、鬼滅除けをしているにもかかわらず、ロビーは客の姿が結構見られるのだ。「きみの瞳」あたりの効果のようにも思うが、ここまで待機客がいる理由がよくわからない。
空き席ほぼなしとなった13:40分の回を予約、いち早く観客動向を取るべくスクリーン入り。
すると、入ってくる入ってくる。女性ペアの入れ込み数は特筆すべきレベルにまで伸長、もちろんメインを引っ張るのはソロ男性だが、今日の最重要驚きポイントは、70歳代の女性ペアの来訪だった。実は『寅さん』シリーズの再上映をやっているのだが、タイミング的にも違っている。いずれにせよ、「まちがってるんじゃないの?」と思ってしまったのは偽らざるところだ。10代・20代の来訪が大半を占めたこともあり、20代後半に平均年齢を取る。尚男女比はやや女性優位と判断できる。85%余りの入れ込みににんまりとする。
 
女性ペアを分断したようになった座席設定になってしまったので、快く二人を隣どおしにさせてあげる。全席オープンにしているから、取りこぼしもなく、うまい具合に鑑賞で来ていた。左隣のペアは、「ヴァイオレットは初めて」という言質から「ははん、鬼滅は見てきた口だな」と推定。右隣の女性ペアも、それ相応に感涙していたようだった。
2週間ぶり/7回目の鑑賞は、やっぱりどこからでも涙腺が過剰に反応してしまうから始末が悪い。しているのが不織布マスクなら、即座に使い物にならなくレベルの鼻水で閉口する。邂逅のシーンは、本当に正視できないほどになってしまったのだが、一番の号泣シーンはユリスとリュカの電話の会話シーンである。「ずっと友達だよ」でドバーーーッである。本当に「号泣可能上映」があるのなら、やってほしい。感情の発露を押し殺して歯を食いしばりながら見るのはやはり精神的にも応える。

二桁が目前となったのだが、あと3回、積めるか、否か。焦点はそこに絞られてきた。

2020.10.23 合わないんかな? 「朝が来る」鑑賞記

海外での評価が高い川瀬監督なのだが、どうにも小規模公開だったり、自分とスケジュールが合わなかったりで、ようやく初対面と相成った。
関西では一定の知名度もある、映画通の某氏も結構推してくれた作品であるだけに、監督の有名度も含めて、結構事前評価は上がっていた。なにより、予告編での「あなたは生みの母ではない」と諭すシーンに少しだけ疑念を抱かざるを得なかった。この女性は何者なのか?がこの作品のテーマのようにも思えたからだ。

それでも館内の閑散ぶりは、「鬼滅の刃」の入れ込みの前にはいかんともしがたい。監督作の初日だから、とはせ参じたようなファンくらいしか見られず、10人強。男女はやや女性有利、平均は50代前半とする。

正直、海外で評価されるってことは、玄人衆には受けがいいのかな、と思っていたのだが、その半ば当て推量はオープニングとともに分かった。タイトルが出る監督の表記まで、英語で臨んだのだ。
エンドロールにも、海外営業や翻訳陣がぎっしり。海外で売る気満々であると同時に、日本の現状をこれでもか、というくらいに織り込まないと海外の人には理解できないのではないか、と思ったのだ。
例えば、前半の不妊治療をする夫婦の現状から、養子を受けるまでと、望まない妊娠をした中学生の付き合う前からの描写というものも、「しつこく描きすぎじゃないか」と思ってしまうくらい、丁寧に書いている。普段の映画ならサラッと書く、あるいは状況証拠で客に忖度させる(想像力を働かせる)ようなことを懇切丁寧に描いたことに、意図がないはずがない。
そこに「海外の人にわかりやすく映像で提示したからではないか」という結論に達するのである。
おかげで、(日本人にとっては)凡庸としたときの流れが場を支配する。例えば夫婦のデートのレストランの会話なんか、「伏線でもあるのかな」と思ったが、せいぜい「不妊治療に行く前日だよ」ということがわかるくらいで、尺を取るほどでもなかったはずだ。
永作/井浦夫妻と、蒔田/浅田ペアの時系列を別々に描きながら、ある一点でかみ合わせるという手法にハッとさせられるが、めちゃくちゃ大きな感動までは勃興しない。

時折見せる、映像が語るシーン。例えば雑木林の撮り方とか、空中を舞うトンビを追ったり、時間の経過を桜で表現したり。でも、それが鼻につくくらいにやってしまうと、効果も半減である。
というわけでツイッター評は、「感動できなさ過ぎ」ということから、82点と近年の作品では点数だけを取ればワースト部類に近くなってしまった。
ひかりが書いた朝斗に託した手紙の、隠れ文字の唐突な演出だったり、ラスト10数秒の仕掛けであったりと、監督の手腕は随所に見え隠れするのだが、尺の長さ、ただただひかりが「堕ちていく」だけの映像を後半見せつけられるので正直つらいんだけどどうすることもできないもどかしさは味わえる。
エンドロールには、養子縁組をした実在の家族が、恐らく実名で刻まれている。「浅田家!」と同様に家族を描いた作品だが、どちらも実在の家族を使うことで嘘が無くなる。この説得力は何物にも代えがたい。

2020.10.18 スクリーンで見る「春の屋」 「若おかみは小学生!」鑑賞記

2020.10.16−18、当方は「鬼滅の刃 無限列車編」のデータ取りに夢中になっていた。このレビューが終わったら、データの解析に向かいたいところなのだが、日曜の昼前で、データ上40万人以上が観覧する映画って、今までの大量動員した作品でもありえないレベルである。

それに引き換え、「2018年のダークホース」的な立ち位置でもあった「若おかみは小学生!」の見られなさすぎは、2017年の「キミコエ」、2019年の「すみっコぐらし」同様の残念さを浮き彫りにする。
鬼滅を見るならこういった名作にも目を向けてほしいとさえ思っている。

「若おかみ」といえばこの人、といえる、『若おかみ界のキチ縄』こと、遅刻の帝王氏も当然のように来訪。氏は、ラスト上映回も観覧されるとのことだった。
劇場オープンはしたものの、当方含めて4人だけ。おっさんホイホイ、平均年齢は40代後半とした。

いつものように、いつものシークエンスでボロ泣き。マスクが本当に涙まみれになってしまうから始末に負えない。
それにしても……吉田玲子という人は、どうしてこうも、琴線に響くような作品ばかり手掛けるのだろうか?直近のヴァイオレットちゃんなんか、まさにドストレートだったし、「のぼる小寺さん」も、ぞくぞくするような作劇をこれでもか、とぶつけてくる。
「吉田玲子に外れなし」つまり、彼女を擁しておけば、ヒット作につながるのだ。こんな飛び道具、なかなかないと思う。
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