多趣味・マツキヨの落書き帳

2013年(平成25年/皇紀2673年)1月、タイトル含めて大幅刷新いたしました。 現在、ダイエー店舗訪問記録/映画鑑賞記/即席麺試食記/ラーメン店訪問記がメイン記事となっております。画像/引用/リンク等は、ご随意に。

レポート

2018.7.16 ほろにが青春ドラマ 「虹色デイズ」 鑑賞記

猛暑が続く昨今。
ぽっかり空いた一日は三昧、とまでいかずとも映画を見ようと思っていた。とはいうものの、いわゆる夏休み大作が目白押しで、しかも触手を動かされないという。もともとシリーズ物は・前作や世界観を予習/肯定しておかないとがっかり感や置いてけぼりを食らうことは必至 ・今まで見てこなかった作品を追う必要が出てこないとも限らない ・アンパンマン/ポケモンなどはそもそも範疇外 となったので上記2作品に「ジュラシックパーク」が除外となる。
となると、選択肢がかなり狭まる。まあ、来週になれば、「未来のミライ」一色に染まりそうなので、気にしていないし、そこから8月は毎週のごとくみたいと思わせる作品が封切られ続ける。
で、選んだのが、場違いにもほどがある「虹色デイズ」だった。どう考えても、50代男性が一人で見る作品ではない。これからの映画界をしょって立つ逸材が見つかるかどうかがカギだったわけだが…

3連休最終日は、OS系列の映画サービスデーにぶつかる。まあ当方も、それ目当てで休みにしたわけだが、今回はいつも行くミントではなく、神戸ハーバーランドのほうを選択。コンセッションが大爆発している以外は、程よい入り。直近のジュラ/ポケモン/アンパンマンは満席表示。で、当方がチョイスしたのは「虹色デイズ」である。
プールに服のまま飛び込む自由奔放な彼らの躍動感が予告でしつこく言われていた。それが果たしてどう出てくるのか、はすごく気になった部分でもある。と思いきや、いきなり冒頭部分でこのシーン。キービジュアルをこんな風に持ってくるとは、なかなかな演出である。

実際のストーリーは、4人の男子高校生の青春グラフィティであり、特に夏樹の恋の行方がメインテーマとして持ってこられる。序盤から飛ばし気味の脚本は、少しだけ置いてけぼりにされた人もいたんではなかろうか?小早川さんとの付き合いが進行していくにつれて、彼女のマブダチ、と言えるまりとの関係も浮き彫りになっていくが、そのまりに好意を持っていくのが智也になっていく経緯は少しばかり面白い。
人付き合い下手のまりに対するサプライズとなった、直江家でのクリスマスパーティーのシークエンスは、このストーリーが大きく動くきっかけにもなっている。特にカップル(になっている/途上/まさにその瞬間)3組の描かれ方が実に小気味いい。
そして文化祭。まさにクライマックス。夏樹の告白が、プラネタリウムを模した模擬店で行われる。この部分の作劇・セリフ回しは、まさに告白待ちの女子にはキュンキュン来てしまったのではないだろうか?

実はその前段に当たる、4人が空中分解しそうになるシーン。これが実は芝居だったとは、思いもよらなかった。ガチだと思ってしまっていたので、その部分ではやや早合点になってしまった。その後の、千葉ちゃんと夏樹のシーンは、「いかにも芝居のセリフの練習じゃん」とわかるので、その後の演劇のシーンでは「ほーらね♪」となって少しだけドヤ顔になっている自分がいる。
そう。意外なことに平易ながら伏線があちこちにちりばめられているのだ。プラネタリウムの告白にしても、神社の階段に座る二人を見下ろす満天の星空を先に印象付けて、人工的だけど、ここで告白しないでどうする、という風に持っていったところはなかなかにやってくれる。

とはいうものの・・・内容が薄いのである。
濃くできる要素はいくらでもあったはずだが、撮る時間か、尺か、それとも演者のスキルか…この中にあると、山田裕貴の、まりの兄の演技ですら、際立って感じてしまうから恐ろしい。ああ、やっぱり歴史(キャリア)は嘘つかない、と思い知らされる。
ということで、得点は77点とした。ただ、全体的な得点は低いが、挿入歌の使い方は、特定の一バンドに頼るやり方(「君の名は。」)とは違い、あちこちから寄せ集めて表現する方向にしたわけだが、これはこれで失敗していない。監督のチョイスかどうかはわからないが、悪くない選曲だったところが救いである。
そして!なんといっても小早川さん(吉川愛嬢/復帰後映画初出演)の清楚、というか、冒頓とした感じが、あちこちで引っ張りだこになりそうな予感がする。もっとも、芸の部分では…ゴ、ゴホン!!  

言わずもがな、でLDHが製作委員会に入っている、彼らのメディア戦略の一端を垣間見ることもできる。夏樹(実質的な主演)が、そういうことであることからもわかるわけだが、結局キャストで見に来ている若年層にとっては、どう映ったかは聞いてみたいところである。おじさん世代にまではなかなか届かなかった題材であったことは付しておく。

2018.7.8 初イタリア映画 「いつだってやめられる」鑑賞記

この作品…「いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち」は、ニンジャバットマン鑑賞時のシネ・リーブルで予告として流れていた。

というわけで、どう出るか微妙だったが、ポスターの煽り文句につられて拝見と相成った。
日曜日ということで、場内は意外にも盛況。ロビーにも待機客がちらりほらり。で入場となるのだが、意外なほどの入り。当方購入時で25人だったが最終的には40人強にまで伸びた。やはりカップル/夫婦での鑑賞が多く、過半を占める。男性ペアなども確認できてなかなか。平均年齢は40代後半から50代前半とする。

刑務所での面会の図からスタート。ところがいきなり一年半前にタイムスリップする。いま収監に至っている「罪状」をこれから説明いたしますよ、ということらしかった。

ところが、よくよく見ると「以前に関わった薬関係の傷害?殺人未遂?の裁判」の模様。つまり、この人たちは、以前(この作品の前段=第一作目に当たる「いつだってやめられる 7人の怒れる教授たち」)に関わった人たちが法廷にさらされているというのだとわかる。まあ、これは、あとでヤフーレビューで知った内容であり、そのシーンが登場する意味がよくわからなかった。
司法取引を迫られる主人公。Okを出すが、チリヂリバラバラになっているチームを再編成するのに数十分。さあて、お仕事開始、かと思いきや、仲間割れともぎすぎすした関係とかが露呈したり。しょっぱなの"ガサ入れ"では銃撃されてリーダーが負傷までしてしまう。
それでも契約通り、30種類の新成分を摘出。それでお役御免か、と思いきや、「最後の一種」にアプローチできるまで契約は続行だと捜査サイドが言い始める。仕方なくその物質の製法に一同が苦心惨憺して取り組んだ結果「大量のピル」からそれが作り出されることが判明。それを奪おうとする製造元との丁々発止が繰り広げられるのがクライマックスシーンとなる。
GPSで追い付いた先には、ピルと製造装置を残して悪党一味は雲隠れ。だが、それは罠でもあった。結局追い詰めたはずの彼らがお縄を頂戴してしまうという結末になってしまった。ウワ――。しょっぱすぎる結末…だが、最後の所持品確認でその物質自体が神経ガスであることを突き止める主人公。ただことではないことを悟った瞬間、タイトル!!!
でも、続編もあるよ、という風に見せてくれる短編もあって、これで晴れて彼らは無罪放免に・・・なるのか?でおしまい。

3部作とは、ヤフーのレビューを見るまでわからなかったが、それならば唐突な始まりも、尻切れトンボで続編あり〼とちょびっと予告編よろしく見せたあたりも納得がいく。
実は、スクリーンで見る初のイタリア映画。低予算まるだしながら、笑かすところではきっちり笑いを取ってくれる。カーチェイスのシーンも、本国なら大爆笑に違いないと思える(小道がどうとか、現地知らんとわかりづらい)。まあ、異国の映画であり、司法取引とか超法規的とかが日常茶飯事に描かれていることを考えると、案外日常的なことなのかも、と思ってしまう。
採点は、というと、この作品だけで判断するのは難しいことがわかった。あえて単体で言うならば、70点程度にとどまる。この点数は、別にもやもやするラストだから、というだけではなく、前を知らず、この後日談もあるとわかった以上、大持ち上げはできるはずがなく、かといって駄作、観るに堪えない、とも言い難いからである。時系列を混在させないといけなかったストーリー展開を余儀なくされている2作目が初見なのだから、いろいろもやもやするのは当然なのだ。

司法取引は失敗したのみならず、かかわった10人がすべて収監される衝撃の展開。持ちかけた警部当人は完全逃亡。だが、まさにオウム真理教よろしく、殺人ガスでテロが計画されていることを知った主人公たちがどうそれを阻止するのか…この3作目にどんな落ちが待っているのか、期待して「公開」の文字を待ってみたい。


2018.7.2 コミカルだと思いきや のみとり侍 鑑賞記

シネピピアでの「君の名は。」鑑賞に関わった2017年の初夏。2017.7.14の3回鑑賞は、インターバルがあったものの、そのすべての上映回での観客動向などは非常に面白かった。

もちろん複数回観ることは確定していたので、有無を言わさず会員に。入会金500円/年会費1500円だが、1000円分=一回鑑賞券が付録で付いてくる。実質500円で更新できるというのだから、お得である。
その鑑賞券の期限がまじかに迫っていた。慌ててスケジュールを確認すると、邦画タイトルを発見。仕事終わりでも行ける時間帯とわかって勇躍売布神社まで向かう。

予告は何度も見ていたのだが、在阪6局が製作に関与する珍しい呉越同舟型の製作委員会。予告では、各局の女性アナウンサーが念の入った宣伝をやっていたのが印象的だ。そんなだから、よほど面白いのかな、と思って向かうわけだが…

藩主の不興を買って「蚤とり」に身をやつさなくてはならなくなった、勘定方。それを怪優・阿部寛が演じている。実はこの時点でかなりウキウキであった。「テルマエ・ロマエ」「祈りの鐘が下りる時」、テレビドラマなら「結婚できない男」「TRICK」あたりが有名どころ。彼の演技がどう出てくるのかはかなり期待していた。
実はこの当時の「蚤とり」とは、今でいうところの「デリヘル」、しかも女が男を買うという「売春夫」のことだった。うはっっっwwwお気楽映画かと思いきや、そういう設定でしたか…
当然濡れまくってはいないが本番風の描写もそこかしこにちりばめられている。まあ、おぱーいがまるまる見えるくらいはご愛敬だが、小間物屋の婿養子になってしまった旗本の末裔として出ている豊川悦司の本番さながらの演技は、堂に入っている。下手と言われて発奮する阿部演じる寛之進に見せつけるかのごとく濡れ場を堂々と演じたあたりは役者魂!を見せられたように感じた。
長屋に居候することになる寛之進。ここでこれまた貧乏暮らしに身をやつす斎藤工演じる友之介と出会う。家宝の刀を大事にしまい込む友之介。これもいい伏線になっていた。
めきめき頭角を現し始める寛之進。なじみも出てき始めて、順風満帆かと思われたのだが、老中・田沼意次の失脚で事態は急転。罪人扱いされてしまう。だが、突如元居た藩の助け舟が出されるのだが、それは、果たして生か、死か?

市井のことなど知らず「蚤とり」がそういう裏家業だったことに気がつかない武士。早合点する親分のせいもあって、なぜか仇討に身をやつしていることになってしまっている設定からして、苦笑せざるを得ない。なんか落語的だな、と思っていたら、Wikiによると、短編集を再構築したものだそうだ。特にまだ若旦那だったころの豊悦がうなぎ屋で語るあのシークエンスは、本当に面白い。
まあ、この内容ならR+15は当然だし、こういうまとめ方は、吉本新喜劇チックにも見えるところがややポイント低い。それでも、意次役の文枝師匠は、さすが、老獪で癖のある演技をやってのけている。
採点だが、60点までとしたい。先の読めるストーリーや、なぜか寛之進の真摯な態度で往診を決断する医者(伊武雅刀)は実はそんなに悪い人ではないところとか、いくらでもひねりようがあったところがある。前田敦子の女将さん役もややミスキャスト。こんな嫉妬深い女は御免蒙りたい。でも、そんなくだらなさを寺島しのぶの妖艶な芝居で帳消しにできるのだから、やはりキャスティングは侮れない。
逆境に落とされる主人公役としての阿部寛はばっちりはまっている。そこだけが救いであった。
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