もう手早く済ませる。
確かにいろいろと写真は撮ったが、今、どうしても「これっっ」といえる車種には出会わなかった。それは、全ての日本車メーカーがそうである。
唯一期待していた、ヤマハの4輪車も展示されていない。さすがに気になって、係員を捕まえて聞くと「開発を止めた」とのこと。前回では、結構スパルタンな感じの、オフロードで活躍しそうな機体が展示されていただけに、がっかり度合いが半端ない。
そしてもう一つの展示で気になっていたのが、ホンダブースである。言わずもがな、某アニメーション映画では、スーパーキャブにN−BOXがさしたるデフォルメもなく登場、沖縄の「新海誠展」でも現地のホンダの販売店が実車にラッピングまで施す事態になっている。実際、東京モーターショーという”晴れ”の舞台で「こんなことしてました」という展示をしたからといって、誰も咎めないだろうし、むしろ客寄せにもなったのではないか、と思ったりする。ところが、夏美仕様とされていた特別色のスーパーカブですら、展示なし。アニメ―ション映画にクレジットまでしている=製作協力しているのだから、使われたものを展示することに何ら不都合はないはず。ホンダの上層部は猛省をすべきだと思う。
そして「真っ赤」でなくなったマツダは魅力半減。スバルも、車種が一巡したこともあるし、アイサイト自体を進化させるくらいしかやりようがない。三菱は、アウトランダーやD−5などが好調なせいか、展示に力が入っていたが、それでも往年の勢いには程遠い。
あいも変わらず展示の下手なトヨタブースは、売りにしたいこともわからず、スルー。日産も同じような感じだったが、まだ、コンセプトカーは、売りたい感じを見せているプロトタイプに見てとれ、ゼロ・エミッションを拡散させる意欲満々である。
軽メーカーは、スズキが今回久しぶりに「これ売る気なの?」的なコンセプトカーを持ってきた。前々回のハスラーや前回のジムニーと、現実路線から少し逸脱できる余裕が出てきたことの表れか?そして、ダイハツは、相も変わらず「絶対商品化できないやろ」というコンセプトカーしか出しておらず、現実に目を向けて商品開発してほしいと思ったものである。
今回の展示の最大の欠点は、2会場に分かれているという前代未聞の方式をとったことにある。お台場海浜公園/東京テレポート駅至近の台場会場と、ビッグサイトの2カ所展示なのだ。シャトルバスも頻発してはいたが、待ち時間が20分以上。こんなことなら、一日乗車券をゲットしていたから、電車で移動した方がナンボかましだった。
アクセス最悪、内容最ショボ、料金割高、といいところが一切ない。大量客を当て込んで作ったエコバックが売れ残りの危機に瀕したのだろう、半額で売りに出されていたことも来場客数が半端なく少ないことをあらわしている。
前回行ったときも、雑感程度で済ませていた。そんなレベルの展示に、もはや見るべきものはなくなりつつあるといってもいい。オリンピック終わった後の東京モーターショーは、海外勢がさらにやってこなくなってますます貧相になりそうな予感がする。
確かにいろいろと写真は撮ったが、今、どうしても「これっっ」といえる車種には出会わなかった。それは、全ての日本車メーカーがそうである。
唯一期待していた、ヤマハの4輪車も展示されていない。さすがに気になって、係員を捕まえて聞くと「開発を止めた」とのこと。前回では、結構スパルタンな感じの、オフロードで活躍しそうな機体が展示されていただけに、がっかり度合いが半端ない。
そしてもう一つの展示で気になっていたのが、ホンダブースである。言わずもがな、某アニメーション映画では、スーパーキャブにN−BOXがさしたるデフォルメもなく登場、沖縄の「新海誠展」でも現地のホンダの販売店が実車にラッピングまで施す事態になっている。実際、東京モーターショーという”晴れ”の舞台で「こんなことしてました」という展示をしたからといって、誰も咎めないだろうし、むしろ客寄せにもなったのではないか、と思ったりする。ところが、夏美仕様とされていた特別色のスーパーカブですら、展示なし。アニメ―ション映画にクレジットまでしている=製作協力しているのだから、使われたものを展示することに何ら不都合はないはず。ホンダの上層部は猛省をすべきだと思う。
そして「真っ赤」でなくなったマツダは魅力半減。スバルも、車種が一巡したこともあるし、アイサイト自体を進化させるくらいしかやりようがない。三菱は、アウトランダーやD−5などが好調なせいか、展示に力が入っていたが、それでも往年の勢いには程遠い。
あいも変わらず展示の下手なトヨタブースは、売りにしたいこともわからず、スルー。日産も同じような感じだったが、まだ、コンセプトカーは、売りたい感じを見せているプロトタイプに見てとれ、ゼロ・エミッションを拡散させる意欲満々である。
軽メーカーは、スズキが今回久しぶりに「これ売る気なの?」的なコンセプトカーを持ってきた。前々回のハスラーや前回のジムニーと、現実路線から少し逸脱できる余裕が出てきたことの表れか?そして、ダイハツは、相も変わらず「絶対商品化できないやろ」というコンセプトカーしか出しておらず、現実に目を向けて商品開発してほしいと思ったものである。
今回の展示の最大の欠点は、2会場に分かれているという前代未聞の方式をとったことにある。お台場海浜公園/東京テレポート駅至近の台場会場と、ビッグサイトの2カ所展示なのだ。シャトルバスも頻発してはいたが、待ち時間が20分以上。こんなことなら、一日乗車券をゲットしていたから、電車で移動した方がナンボかましだった。
アクセス最悪、内容最ショボ、料金割高、といいところが一切ない。大量客を当て込んで作ったエコバックが売れ残りの危機に瀕したのだろう、半額で売りに出されていたことも来場客数が半端なく少ないことをあらわしている。
前回行ったときも、雑感程度で済ませていた。そんなレベルの展示に、もはや見るべきものはなくなりつつあるといってもいい。オリンピック終わった後の東京モーターショーは、海外勢がさらにやってこなくなってますます貧相になりそうな予感がする。