何度も当ブログにご登場いただいているwwwNHKの松平アナウンサーのあの一言が、又聞こえてきそうである。

 「そして皆さん、遂に"その時"を迎えるのであります・・・」


ダイエーがイオン傘下に収まったのは、上場廃止と同時と考えると、2015年からがその端緒であると考えている。もちろん、人によっては、グループ入りしたのは、もっと前から(持ち株を持たれていたとか、丸紅がイオンに売った時期とかから)という風にも受け取れるが、私はこう規定したい。

その際に浮き彫りになるのは、どちらも持っている同じ業種の子会社の処遇である。当然のことながら、親会社主導で事は進められるわけだが(一例を上げると、ビルメンテナンス系の仕事は、警備もやっていたアサヒセキュリティーズ→イオンディライト といった具合)、グルーブ外企業への売却・清算→イオン系が進出、というパターンもなくはない。

つい先だっても、「OPA」ブランドも、イオン傘下のビブレ/フォーラスと合同で一つの会社になり、イオンリテールの子会社化になることが発表されたばかり。
着実に、一枚、又一枚、と身ぐるみはがされようとしているダイエーの今がそこにあるわけだが、完全に"骨抜き"にされるといっても過言ではない事態、それが、ダイエーが作り、はぐくんできた「オレンジメンバーズカード」との関係断絶の一環である、OMCカードご優待デーの廃止である。
→ニュースリリースに掲載はないが、HP上・当該ページに来年2月末の最終日曜日が最終日である旨の広告が載せられている リンクはこちら

前身である、ダイエーファイナンスという金融会社を作ったというのも、流通業界の中にあっては先行組(IYは、当時の伊藤会長が、クレジットカード進出に及び腰だったのは有名な話)、他者が追随したのは言うまでもない。そう。時代を先取りしていったのがダイエーだったわけだが、それが必ずしも吉と出るわけではない。

今回の「OMCカードご優待デー廃止」がダイエー本体に与える影響は計り知れない。まず、普通に考えて、「5パーセント安くならない」日に買い物には行かなくなる。仮に買うにしても、「この日に大量に」という消費者は、買い控えてしまい、20日/30日のイオンの「お客様感謝デー」にしか寄り付かなくなる。今まで他社と差別化できていたのに、それがなくなるのだから当然の結果である。特定日に誰でも(カードを利用しているいないにかかわらず)割引する別の系列店になびくことも十分に考えられる。
(その証左がある。以前は毎週日曜だったのを、イオン傘下になった時に第2/第4と20日・30日の月4回にしたところ、優待デーでない日曜の売り上げが下がったため、全日曜+20日/30日(つまり月6回or7回)に戻した経緯がある)

「ダイエー資本だったから」OMCであり続けた人も多いだろう。その旨みが、とうとうなくなるとなった時に、会員であり続ける人がどれだけいるのか…だいたい、すでに店頭ではOMCカードの会員募集はしていないだけに、これから確実にじり貧状態になることは必至。カード業界に、静かな再編の波が押し寄せてきそうな"予感"すら覚える。