本発売と同時に、一部マスコミが大々的な「ステルスマーケティング」すれすれのバックアップをしてまで、売り込もうと躍起になっていた、やしきたかじん氏の死に至る2年間の闘病生活を妻目線で描いた「殉愛」(百田尚樹氏著)は、もくろみ通り、スタートダッシュには成功。ただベストセラーとまでに成長するかどうかは微妙、と目されている。
読了したのがこの土曜の深夜だったわけなのだが、発売日直後から、いろいろときな臭いうわさがネットを中心に飛び交い、「そんなバカな」とか、「いくらなんでもここまでは妄想しすぎ」といった荒唐無稽なことまで穿り返される始末。ただ、未亡人のイタリアでの所業がブログや写真などで暴露されてくるにしたがって、「これはもしかするともしかして」と疑念を抱かざるを得ない状況も出てきたのは事実である。
「永遠の0」「海賊と呼ばれた男」と立て続けにヒットを飛ばしている作家氏にとって、仮にも、書きたい題材が目の前に現れたからといって、即座にスケジュールを詰められるものではない。そこまでさせたのは、もしかすると『見えざる手』による強引な手法も考えられるのではないか?一周忌を待たずに発売されている(そこまで慌てている、というふうに受け取ることも可能)のも、よくよく考えるとおかしいのではないか?などなど、私自身もいろいろと疑問に思うところが出てきていることは否定しない。
そこで、まずは、ネットに転がっている、この本に関する「悪いうわさ」を拾ってみることにする。
→ここは韓国ネタばっかりではなくて、こういうゴシップにまで言及するところがすごい。NEWS U.S.より『やしきさくらがたかじんと結婚した真の理由が と ん で も な く ヤ バ い !!! 2ch「松本哲朗って誰?有名人なのか?」』
この内容では、・松本氏は、名前の特徴から韓国系とされる(ちなみにたかじんも2世であると暴露本が出ている)。・未亡人氏に出合ってたかじん遺産奪取を画策(たかじんより前にあっていないとおかしいのでここで破たん)・未亡人氏も韓国系(これも残念ながらアウト。ここまでの献身的な介護をできるはずがない、いくら遺産目当てであっても)といった、断定的な未確認情報で筋書きが描かれている。これについては、書いている本人の想像の範囲での創作といえるわけで、これを真実と受け止めるわけにはいかない。
一方、事実に即した掘り下げも行っている。→『やしきたかじん妻・家鋪さくらの正体が 真 っ 黒 す ぎ る !!! イタリア人と二重婚状態・過去のブログが発掘され2ch大騒ぎ・ノンフィクション「殉愛」を書いた百田尚樹がツイッターで必死に弁明』は、まさに「鬼女」といわれる、ネット住民(奥様方が多いので既婚女性→既女→鬼女)の底力を見せつけることになる。このスレ通りだとすると、本当にヤヴァイことになりかねないのである。このまとめの中での時系列は、非常に興味深い。また、百田氏が激怒しているツイッターが出てくるに至って、これは真実の可能性もあるのではないか、と思わざるを得ない(黙ってスルーできなかった=事実だったから、と判断されて弁明できるのだろうか/知っていて書いたとするならこれはこれでヤバい)。
と、悪い情報ばかりを上げてみた。では、本に書いてあることはでたらめなのか?そうとはいえまいが、最初から、本にする意図があったのかどうか、がキーポイントであろう。
旧姓・森田さくら氏の、決然とした行動の数々。例えば、死後すぐに(本の中では、1分ほどひとしきり泣いた後に、立ち直り、的な記述になっている)、「今から、やらなければならないことをやります」と宣言し、気丈にふるまっている。ほとんど感情を吐露したことのない立ち居振る舞いも特筆ものだ。一種芝居がかっている、イタリア帰国を断念するシーンなど、ドラマでもここまでの演出ができる人はそうそうおるまい。
もちろん、「百田氏が作ったノンフィクション」なので多少の演出もあろう。事実を淡々と書き留めるだけの書籍など売れるはずがない。しかし、最初から『たかじんの最期、書籍化決定www』と、彼女が想起していたとするなら、どうだろう?本来の夫婦での看病をも凌駕する献身的な行動を発揮できたのも、そして、詳細な記録としてとどめておいたのも、最後に「ほぼ遺言同様」のメモにしたがって、ほかの幾つものオファーを差し置いて百田氏を指名してきたのも、すべてつながっているとするならば・・・あり得ない話ではないと思う。
この本が、「未亡人の視点」で描かれているため、一部の関係者が悪者のように描かれている部分がある。ほぼ真実なのだろうが、悪く書かれ過ぎているきらいも否定できない。百田氏が彼らに取材して証言を得ているところがないあたりにも、不満を抱かざるを得ない。一種、違和感を覚えているこの部分は大切にしておきたい。
読了したのがこの土曜の深夜だったわけなのだが、発売日直後から、いろいろときな臭いうわさがネットを中心に飛び交い、「そんなバカな」とか、「いくらなんでもここまでは妄想しすぎ」といった荒唐無稽なことまで穿り返される始末。ただ、未亡人のイタリアでの所業がブログや写真などで暴露されてくるにしたがって、「これはもしかするともしかして」と疑念を抱かざるを得ない状況も出てきたのは事実である。
「永遠の0」「海賊と呼ばれた男」と立て続けにヒットを飛ばしている作家氏にとって、仮にも、書きたい題材が目の前に現れたからといって、即座にスケジュールを詰められるものではない。そこまでさせたのは、もしかすると『見えざる手』による強引な手法も考えられるのではないか?一周忌を待たずに発売されている(そこまで慌てている、というふうに受け取ることも可能)のも、よくよく考えるとおかしいのではないか?などなど、私自身もいろいろと疑問に思うところが出てきていることは否定しない。
そこで、まずは、ネットに転がっている、この本に関する「悪いうわさ」を拾ってみることにする。
→ここは韓国ネタばっかりではなくて、こういうゴシップにまで言及するところがすごい。NEWS U.S.より『やしきさくらがたかじんと結婚した真の理由が と ん で も な く ヤ バ い !!! 2ch「松本哲朗って誰?有名人なのか?」』
この内容では、・松本氏は、名前の特徴から韓国系とされる(ちなみにたかじんも2世であると暴露本が出ている)。・未亡人氏に出合ってたかじん遺産奪取を画策(たかじんより前にあっていないとおかしいのでここで破たん)・未亡人氏も韓国系(これも残念ながらアウト。ここまでの献身的な介護をできるはずがない、いくら遺産目当てであっても)といった、断定的な未確認情報で筋書きが描かれている。これについては、書いている本人の想像の範囲での創作といえるわけで、これを真実と受け止めるわけにはいかない。
一方、事実に即した掘り下げも行っている。→『やしきたかじん妻・家鋪さくらの正体が 真 っ 黒 す ぎ る !!! イタリア人と二重婚状態・過去のブログが発掘され2ch大騒ぎ・ノンフィクション「殉愛」を書いた百田尚樹がツイッターで必死に弁明』は、まさに「鬼女」といわれる、ネット住民(奥様方が多いので既婚女性→既女→鬼女)の底力を見せつけることになる。このスレ通りだとすると、本当にヤヴァイことになりかねないのである。このまとめの中での時系列は、非常に興味深い。また、百田氏が激怒しているツイッターが出てくるに至って、これは真実の可能性もあるのではないか、と思わざるを得ない(黙ってスルーできなかった=事実だったから、と判断されて弁明できるのだろうか/知っていて書いたとするならこれはこれでヤバい)。
と、悪い情報ばかりを上げてみた。では、本に書いてあることはでたらめなのか?そうとはいえまいが、最初から、本にする意図があったのかどうか、がキーポイントであろう。
旧姓・森田さくら氏の、決然とした行動の数々。例えば、死後すぐに(本の中では、1分ほどひとしきり泣いた後に、立ち直り、的な記述になっている)、「今から、やらなければならないことをやります」と宣言し、気丈にふるまっている。ほとんど感情を吐露したことのない立ち居振る舞いも特筆ものだ。一種芝居がかっている、イタリア帰国を断念するシーンなど、ドラマでもここまでの演出ができる人はそうそうおるまい。
もちろん、「百田氏が作ったノンフィクション」なので多少の演出もあろう。事実を淡々と書き留めるだけの書籍など売れるはずがない。しかし、最初から『たかじんの最期、書籍化決定www』と、彼女が想起していたとするなら、どうだろう?本来の夫婦での看病をも凌駕する献身的な行動を発揮できたのも、そして、詳細な記録としてとどめておいたのも、最後に「ほぼ遺言同様」のメモにしたがって、ほかの幾つものオファーを差し置いて百田氏を指名してきたのも、すべてつながっているとするならば・・・あり得ない話ではないと思う。
この本が、「未亡人の視点」で描かれているため、一部の関係者が悪者のように描かれている部分がある。ほぼ真実なのだろうが、悪く書かれ過ぎているきらいも否定できない。百田氏が彼らに取材して証言を得ているところがないあたりにも、不満を抱かざるを得ない。一種、違和感を覚えているこの部分は大切にしておきたい。