日曜日の夜11時。
ふとつけっぱなしになっていた居間のBSが、異様な集団の掛け声を発している。その異様な集団…正体は、さいたまスーパーアリーナに集まっていた超満員の「オタクたち」であった…
この時間帯、「アニメロサマーライブ 2015」を6週間・・・つまり、つまりですよ…
"3日間もの間、あそこがあの人たちに占拠されていたww"
という事実に触れるわけですよ(wikiによると3日間で8.1万人動員??!!! )。
特に本日、記事を書きながら視聴しているわけだが、あきらかに、盛り上がり方がおかしいのである。
会場は、サイリウムが乱れ飛び、幼児・女児向けのタイトルの主題歌のはずなのに、煽りや合いの手が完璧な観客たち。「大きなお友達」の連帯感、半端なさ過ぎである。
その盛り上がり度を見ていて、ふと思ったのが、80年代のアイドル全盛期に現れた親衛隊などの狂信的な"ファン"の存在である。あの時、せいぜい、歌手の名前を連呼する程度で、はた目からみても、硬派な活動のようにも見えていたわけだが、当時は、暴走族なども一応市民権を得ていたような時代。特服に身を包んだ"痛い"ファンもいたわけだが、そういった応援活動は、良くも悪くもアイドル達の生活を支えていたことも事実である。
振り返って、今回のこのコンサートの模様などをwikiなどで確認してみる。
・・・視聴している本人が言うのもなんだが、最近作が多すぎて、どの曲も、歌手も、聞き覚えがないものばかり。ぶっちゃけた話、メジャーどころはだれ一人存在していない。ところが…会場はそこそこに盛り上がっているではないか!!
それにもまして、ここ最近のアニメ主題歌を歌う人たちの、歌唱力のすごい事!はっきり言って「アニメーションに足を向けて寝られない人たち」ばかりではないか、と思うのだが(声優が主戦場の人も含めて)、こういうイベントが組まれるまでにアニメソングの需要が喚起されているとは思ってもみなかった。
2015年版の登場リストでも、登場声優が独自ユニットを組んで主題歌等に進出しているグループが散見されている。こうした場合、キャラクター個別のイメージソング的なものもあるのは当然といえ、例えば、カラオケなどでも、番組名を入れると、キャラクター名で歌唱しているかのように登録されていたりする。
今年の紅白の顔ぶれを見てみても、演歌系が完全に衰退している現状がある。あれだけの売り上げを誇っていたのだから、もっともっと歌謡曲が沈滞していてもおかしくない。ところが、J−popと双璧をなしつつある「アニソン」というジャンルが、きっちりこの演歌の落ち込み分をカバーしているのではないか、と今回のイベントを視聴しながら思っていたりする。
その昔は、縛りの大きい師弟制度でデビューもままならなかった歌謡曲業界。歌手・アイドルはあこがれの的であり、希少価値から、スター誕生といったスカウト番組までがもてはやされた時代でもある。
それがどうだ!!21世紀にここまで、進化?するとは思いもよらなかった。くしくも今年の紅白には、声優派生ユニットであるμ'sの出場が決まっている。声優の出演にとどまらず、こういった番組で組まれたユニットの出演ができるようになると、今後、ぞろぞろと出てこないとも限らない。また、アニメの主題歌が紅白を席巻する可能性も否定できない。
そんな変な未来予想図が頭の中をよぎってしまった、晩秋のひと時であった。
ふとつけっぱなしになっていた居間のBSが、異様な集団の掛け声を発している。その異様な集団…正体は、さいたまスーパーアリーナに集まっていた超満員の「オタクたち」であった…
この時間帯、「アニメロサマーライブ 2015」を6週間・・・つまり、つまりですよ…
"3日間もの間、あそこがあの人たちに占拠されていたww"
という事実に触れるわけですよ(wikiによると3日間で8.1万人動員??!!! )。
特に本日、記事を書きながら視聴しているわけだが、あきらかに、盛り上がり方がおかしいのである。
会場は、サイリウムが乱れ飛び、幼児・女児向けのタイトルの主題歌のはずなのに、煽りや合いの手が完璧な観客たち。「大きなお友達」の連帯感、半端なさ過ぎである。
その盛り上がり度を見ていて、ふと思ったのが、80年代のアイドル全盛期に現れた親衛隊などの狂信的な"ファン"の存在である。あの時、せいぜい、歌手の名前を連呼する程度で、はた目からみても、硬派な活動のようにも見えていたわけだが、当時は、暴走族なども一応市民権を得ていたような時代。特服に身を包んだ"痛い"ファンもいたわけだが、そういった応援活動は、良くも悪くもアイドル達の生活を支えていたことも事実である。
振り返って、今回のこのコンサートの模様などをwikiなどで確認してみる。
・・・視聴している本人が言うのもなんだが、最近作が多すぎて、どの曲も、歌手も、聞き覚えがないものばかり。ぶっちゃけた話、メジャーどころはだれ一人存在していない。ところが…会場はそこそこに盛り上がっているではないか!!
それにもまして、ここ最近のアニメ主題歌を歌う人たちの、歌唱力のすごい事!はっきり言って「アニメーションに足を向けて寝られない人たち」ばかりではないか、と思うのだが(声優が主戦場の人も含めて)、こういうイベントが組まれるまでにアニメソングの需要が喚起されているとは思ってもみなかった。
2015年版の登場リストでも、登場声優が独自ユニットを組んで主題歌等に進出しているグループが散見されている。こうした場合、キャラクター個別のイメージソング的なものもあるのは当然といえ、例えば、カラオケなどでも、番組名を入れると、キャラクター名で歌唱しているかのように登録されていたりする。
今年の紅白の顔ぶれを見てみても、演歌系が完全に衰退している現状がある。あれだけの売り上げを誇っていたのだから、もっともっと歌謡曲が沈滞していてもおかしくない。ところが、J−popと双璧をなしつつある「アニソン」というジャンルが、きっちりこの演歌の落ち込み分をカバーしているのではないか、と今回のイベントを視聴しながら思っていたりする。
その昔は、縛りの大きい師弟制度でデビューもままならなかった歌謡曲業界。歌手・アイドルはあこがれの的であり、希少価値から、スター誕生といったスカウト番組までがもてはやされた時代でもある。
それがどうだ!!21世紀にここまで、進化?するとは思いもよらなかった。くしくも今年の紅白には、声優派生ユニットであるμ'sの出場が決まっている。声優の出演にとどまらず、こういった番組で組まれたユニットの出演ができるようになると、今後、ぞろぞろと出てこないとも限らない。また、アニメの主題歌が紅白を席巻する可能性も否定できない。
そんな変な未来予想図が頭の中をよぎってしまった、晩秋のひと時であった。