多趣味・マツキヨの落書き帳

2013年(平成25年/皇紀2673年)1月、タイトル含めて大幅刷新いたしました。 現在、ダイエー店舗訪問記録/映画鑑賞記/即席麺試食記/ラーメン店訪問記がメイン記事となっております。画像/引用/リンク等は、ご随意に。

アニメーション

2020.9.20 やっぱりアニメ適原作 「思い、思われ、ふり、ふられ」アニメ版鑑賞記

日曜日=映画鑑賞、という流れはここ最近止まっていない。
それは3連休(土曜含めれば4連休)の初日といえる日曜日であっても例外ではない。

実は、実写とアニメーションが競作する映画、というのは、普通ならそれ相応に間隔をあけてやるものなのだが、「思い、思われ、ふり、ふられ」に関しては実写8月、アニメ9月とちょうど一か月ずれにして公開に踏み切った。
「あー、実写もよかったねえ」「いや、アニメこそ至高」となるようなレビュー業界の意見の散見ぶりを見たかったのか、それとも「一気だし」で顧客の囲い込みをしようと思ったか?
しかし、実写はほどほどの動員をなし得たものの、アニメ版は、東宝製作であるにもかかわらず、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の公開と見事にバッティング。この4連休で書き入れないといけない流れなのにまったく振るわない動員・スタートダッシュとなった(ドラえもんにまで負けているので、ほぼ爆死レベル)。

「あー、それならつまらないのかな」
とはならなくなったのが今の私だ。予告から漂う、高一の男女の織りなす4人の告白合戦。これがストレートに表現されているのではないか、というのが見立てであった。
勇躍、OSシネマズ神戸ハーバーランドに朝一で突撃。館内は、他の動員かかっている作品を尻目に公開末期か、と思えるくらいの入れ込み。女性優位になることは決まったも同然だったが、意外なことに家族連れが入ってきたのだ。ぎりぎり10名越え、当方が最高齢、平均年齢は30代前半と推定する。

原作未見、実写が初めて、という映像化に当たって、この作品のオープニングで「あ、こっちの方が好みかも」となった。まず、主人公というか、目線は由奈なのだ。彼女の人となりが実写版より多く語られる。ここが実写版との違いである。
ここが違うとどうなるのか、というと、義理ながら兄弟・家族メインで考えている朱里より、恋愛事始め的なことだけに傾注する、キュンキュンする、と言ったほんわかした由奈ばかりが目立つのだ。
もちろん、原作に内包されているであろうイベントごとはほどほどに網羅されている。「ノリ」でキスするシーンとか、高架下での告白とか。だけれども最も特筆すべきは、由奈と朱里の関係性がものすごく言われているところにある。
この二人が軸になって、男性陣が添え物/脇に徹したことであちこち飛ばなくなっていく。ここも実写との大きな違いだ。実写が「家族との結びつき」にとかく言及しているのに対して、本作は、「家族より友人関係」と、比重を明らかに変えていることだ。その結果、全員のキャラの方向性が見ていくうちに定まっていく。特に由奈の成長度合いは、この作品でも感じられる。
ラストシーンを、公園で見つめる4人で〆た実写の演出より、何気ない登校風景で〆たアニメ版の方に納得感が大きくでる。実写で謳われていた引っ越しとかの記述も取り入れなかった(オリジナルではないみたいだけど)のもストーリーを薄めなかった。

得点は、「やはり予告を信じて良かった」の想いもあり、94点と高評価である。
実写では、兄弟として北村拓海・浜辺美波という「キミスイ」コンビを使った。もちろん、ドラマとしての彼らの起用は成功している。だが、快活であるべき北村演じる理央がどうにも暗く感じたのだ。また、同じ男性陣で、和臣の家族の無理解(あれだけそろえた映像ソフトを全部捨てるなんて、信じられない)も特筆すべき点だ。
家族関係を描きすぎて(彼らベテランクラスにもギャラは出ているからかな?)4人の人物描写が薄く感じた実写より、4人にできるだけ寄り添ったアニメーション版の方が、確実に原作から漂う風味というものを感じられる。なにより、漫画・アニメチックな表現が使えるからそこだけでも山谷が作れる。アニメ適な原作であり、はまるのは間違いなくアニメ版だと理解できるはずである。
描き方ひとつで良作にも凡作にもなる。アニメ向きの原作は、どうしても実写では描き切れないところが出てくるのは仕方ない、と割り切るべきなんだろう。エンドロールで、実写に登場した4人がクレジットされていたのだがガヤで出ていたのだろうか?

映画鑑賞記録を振り返る(6) アニメ映画ベスト25を選んで見た。

これはすごいお題である。
すでに観たアニメーション映画は50本以上。マイブームになった2016年10月以降だけで考えても30本近くは見ていることになる。
年間でランキングはその都度作成してきたのだが、今までのそれらを正直ご破算にしたいくらいの衝動に駆られている。それは、2018年秋の「若おかみ」、2019年の「天気の子」「ヴァイオレット」などの台頭がそこにあるからである。そして、とうとう「あの」作品が永世名誉一位を奪取する瞬間がここに訪れたことを高らかに宣言したいと思う。
個別評は抜きにして、25位から順に紹介していきたいと思う。

25位  君の膵臓をたべたい  
24位  となりのトトロ 
23位  ルパン三世 カリオストロの城
22位  風の谷のナウシカ
21位  プロメア
20位  ペンギン・ハイウェイ
19位  ガールズアンドパンツァー 最終章第一話  
18位  ノーゲーム・ノーライフ ゼロ
17位  きみと、波にのれたら
16位  空の青さを知る人よ
15位  若おかみは小学生!
14位  きみの声をとどけたい
13位  SHIROBAKO
12位  KUBO
11位  天空の城 ラピュタ  
10位  ガールズアンドパンツァー 最終章第2話
 9位  映画すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ
 8位  この世界の(さらにいくつもの)片隅に
 7位  さよならの朝に約束の花束をかざろう
 6位  ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝
 5位  AKIRA 
 4位  リズと青い鳥
 3位  火垂るの墓
 2位  ガールズアンドパンツァー 劇場版
 1位  天気の子
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
永世名誉一位  君の名は。
「火垂るの墓」が実に30年以上も守り通したこの地位を瀧三が奪うことになるとは。
それは別に作者の政治性向とかは関係ないし、永世とつけているのに誰かに取って代わられるほどの地位なのか、という問いにも感じられる。私自身がこの座がほかの作品に取って代わられる事態が起こるとは思っても見なかったからである。
だが、スクリーンで対峙したのは実に50回近く。よほどのことがない限り、"今度こそ"この永世名誉一位が別の作品になるということはないと断言したい。

個別評はしないのだが、上位10位くらいまでは、当方の中でもベスト級に入る作品だということになる。実際、96点以上が軒を連ねている。以前なら、80年代・90年代に見た作品しかなかったものだが、ここ最近でラインアップは大きく変化した。もちろん採点順ではないが、自分の中でも納得のランキングだと思っている。

おそらく確定版 2018年度 アニメーション映画ランキング

2018年も残すところあと1.5か月ほど。
12月公開の、欧米系の3D系アニメーション2作品は、2019年のランキングに絡めるとして、当方が2018年の封切作としてみたアニメーション映画は、以下の通りである。尚、2017年年末に公開された「ガルパン最終章第一話」は、「今年」封切られたという風に解釈する。また、既報通り、「ガールズアンドパンツァー 総集編」は、ランキング対象外としてある。

鑑賞順ということになると、
・ガルパン 最終章第一話
・さよならの朝に約束の花をかざろう
・リメンバー・ミー
・リズと青い鳥
・あさがおと加瀬さん。
・ニンジャバットマン
・未来のミライ
・詩季織々
・ペンギン・ハイウェイ
・君の膵臓をたべたい
・ちいさな英雄
・若おかみは小学生!
・夏目友人帳 うつせみに結ぶ
・HUGっとプリキュア×ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ

この14タイトルであった(ガルパン総集編を含めると15作品)。旧作も含めると25タイトル近くもあり、しかも1980年代封切の作品まであるのだから、それらと同じ土俵はいくらなんでもかわいそうすぎる。

14位  ちいさな英雄
これはこういう機会でもないと、ランキングに絡んでこない。絵だけが突出していたとしても、内容を伴っていなさ過ぎるのだ。実に時間とお金の無駄、と言いたくなってしまう映像を提示するのは間違っていると言いたい。
13位  未来のミライ
これも総じて「時間の無駄」に映ってしまった作品である。ただ、こちらの方の"オムニバス"的な手法は、それほど悪くは見せなかった。ストーリーの展開、なによりくんちゃんの違和感が問題であった。
12位  あさがおと加瀬さん。
加瀬さんは、ちょっと短すぎた。沖縄旅行のシークエンスがもう少したっぷり目に描かれていたら…と思わずにはいられない。百合百合した二人を感じさせずに作れたあたりがすごい。
11位  リメンバー・ミー
度肝を抜くどんでん返し。お家芸たるミュージカル進行を封印してまで臨んだこの作品。その間延び感の克服が今後の鍵になるだろうが、十分に楽しめるところはさすがである。
10位 夏目友人帳 うつせみに結ぶ
原作/アニメ共に未見で臨んだ劇場版だったが、やっぱりこの手の作品は、「一見さんお断り」的な作風にならざるを得ないか。面白くないわけではないが、やはりもやもやっとする。
9位  詩季織々
中国人監督がメガホンとった2作品の出来の良さに心を奪われる。日本のアニメーションもうかうかしていられない、と思っていたが、ここ最近作でほっと胸をなでおろしている。
8位   ニンジャバットマン
ずばり勢いだけ。それでも、硬軟色のついた声優たちの怪演を見、恐ろしいまでの映像美がそこに展開される。娯楽作というより、本当にハチャメチャな作品だった。突出感で上位に来れている。
7位  君の膵臓をたべたい
この位置というのは、実写版に引っ張られたことが大きい。それでも、この作品が持つ死生観は本当に大事。選択の積み重ね、大事な人の中で生きたいと願う桜良の魂の叫びが胸を打つ。
6位  HUGっとプリキュア×ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ
プリキュアに限らず、お子様向けのアニメーション映画の、大人でも満足できる脚色/脚本には度肝を抜かれた。名作然とした予告につられて大正解だった。
5位  若おかみは小学生!
上位が強すぎて、希代の名作もこの位置止まりになってしまった。小学生の主人公と言うことで危ぶんだが、これはこれで素晴らしすぎる結末。大の大人を号泣させるおっこの思いは熱すぎる。
4位  ペンギン・ハイウェイ
こちらも小学生が主人公。だが、女性との淡い恋とも呼べるかどうかわからない感情の勃興がストーリーを下支えしている。アオヤマ君の研究がどう実を結ぶか、気になる。
3位  ガールズアンドパンツァー 最終章第一話
60分足らずであり、魅力がすべて伝わったわけでもない。でも、この作品の持つ「絆」と「愛」にあふれた作劇は、「戦車道」の何たるかを物語る。いよいよの第2話も楽しみである。
2位  さよならの朝に約束の花をかざろう
タイトルが具現化するのは本当の最終盤。だが、そのシーンでマキアよろしく我々も感動の涙を禁じ得ないのである。川井憲次の劇伴のはまり具合はマジでやばい。
1位  リズと青い鳥
こんなドラマを作られる"天才"たちの存在。すべての動きに意味があり、全ての音に理由がある。第三楽章のオーボエのソロで泣けてしまうのはみぞれが希美から巣立つ羽音に聞こえたからだろうか?

基本的には、「若おかみは小学生!」を見た直後のランキングと上位はほぼ変わっていない。それでも、いくつか見逃してしまった作品もあるわけで(アニゴジは最初っから見る気ゼロ)、2018年度のランキングとしては、これでほぼ確定と言ったところだろうか。
月別アーカイブ
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ