前の知事の、ぶざまなまでの、失職に等しい「石もて追われる」かのような退職劇から1か月余り。
予想通り、いろいろな候補が出てきて、玉石混交状態となってはいるが、主要候補は3名に決まった感がある。

なんといっても、野党は4党相乗り推薦で候補者を一本化、対する与党は、これに失敗。これで勝負あったか、と思われたが、日が経つにつれて、当方も予想していた構図とはかけ離れた結果が生まれてきそうである。

もうすでにさんざん言われていることなのだが、最高齢の76歳、街頭立ち合いはほとんどせず、やったかと思えば自身のしゃべりはわずか一分足らずという、巣鴨の"伝説"を生むことになり、またその際に応援に来たゲストが、芸を披露してしまう、選挙違反を犯すというおまけまでついている。
(筆者注:当方がうだうだ言っても始まらないので、参考の記事をどうぞ。ちなみに直近の参議院選挙の際、応援に駆け付けた元speedの面々が、歌わなかったのはそういうわけなんですねぇ)
「聞く耳を持っている」と大見栄を切る割には自身の疑惑には、まるで聞こえないふりのフル無視。弁護団を使って裁判沙汰にするとは言っても、見えてくるのは「告訴した=正義はこちらにあり」という、わけのわからない勝利宣言。仮に本審まで行き、事実認定されてしまえば、計り知れないダメージになるはずであり、都知事になってしまえば、週刊誌の報道もさらに過熱することは必至。こうなってしまうと、「この人を選ぼう」という有権者は一気に醒めていくとみられる。

この人をはじめ、バリバリの左翼オールスターズのジャーナリストどもは、まさに反日の巣窟の住人であり、とてもではないが彼らの意見に賛同できない。特にニュースをありのままに伝えることをしなくなった90年代以降のマスコミの左傾化は、まるで日本人を痴呆化・弱体化させるかのような低俗ぶりを発揮していた。従軍慰安婦・南京大虐殺・731部隊…そのいずれもが、日本のマスコミによってなぜか裏打ちされ、真実として受け止められている。
反日のお先棒であり、たきつければホイホイ出てくる、尻の軽さは、この人の「覚悟のなさ」をうかがい知れる証左にもなるわけだが、実は、この人が刀折れ矢尽きた時に蒙るダメージは、本人にしてみれば「どうせダメだろうし」で済む話だが、野党4党にとてつもない亀裂を生むであろうことは察しが付く。
今回の週刊誌の集中砲火に等しい"攻撃"は、身から出た錆、身内に打たれるという最悪の状況を作り出しているわけで、かなり苦しいところまで追い詰められてしまったのではないか、と考える。
なぜ、やる気満々の弁護士氏を押しのけて、この人に一本化したのか…こんなことなら最初っから辞めときゃよかった、と野党の選対関係者の嘆き節が聞こえてきそうである。
→巣鴨証拠映像はこちら。ちなみに「ドリンクを」などと強要している聴衆もいるようだが、これも立派な選挙違反です。もうね。支持者自体が染まってますから、それだけでアウトなんですけどね。