多趣味・マツキヨの落書き帳

2013年(平成25年/皇紀2673年)1月、タイトル含めて大幅刷新いたしました。 現在、ダイエー店舗訪問記録/映画鑑賞記/即席麺試食記/ラーメン店訪問記がメイン記事となっております。画像/引用/リンク等は、ご随意に。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝

2021.1.24 バートレット姉妹に再会 「ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝」6回目鑑賞記

私自身、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のTVアニメーションは、この外伝鑑賞時、設定やストーリーのアウトラインは知っていたものの、視聴に至る情熱的なものは勃興せず、HDDの中に埋もれたままだった。ラスト作である作品を前に予習しておいて正解だった。
主役のヴァイオレットがあの美貌ながらまだ14歳程度、だから家庭教師に出かけられた(年の近いものどおし、というセリフにはもっと早くに気が付いておくべきだったかな?)、という設定。そして、この外伝が指し示したのは、「手紙を書くことの重要性」というところだった。

2年ぶりに劇場で見られる、となったら、何を差し置いても行く一択だった。10時過ぎに塚口サンサン劇場着。10:30の回は、そんなわけで、圧倒的な男性ソロが席を埋めるが、カップルも3組、ペアも男女とも1組程度来訪。平均年齢は40歳程度、男女比は3:2で男性優位と出た。

約1年半ぶりの鑑賞。ストーリーも手の内で、今まで気づかなかったところとかも浮き彫りになる鑑賞回だったが、なんというか、いちいち丁寧なのだ。
エイミー・バートレットが本当は成し遂げたかった「ふたつ星」。「僕の宝物」でもあったテイラーを手放す決断は、まだ年端もいかない彼女にとってもつらいものだったに違いない。「生きる意味をくれた」テイラー、そのテイラーは「幸せ運びたい」と願い、孤児院を出奔してくる。「白い鳥が飛び立つ朝」に二人して歩く道程、 デビュタントの「くるくる回る風に舞うステップ」が、イザベラ=エイミーの成長を表現する。ヴァイオレットは「思いが、届きますように」とテイラーを見送り、二人は、別々の道を「歩いていく ぼくも私も」と決めるのだ。

あえて「エイミー」の歌詞をぶつけてみたのだが、本当によく作詞されている。初見でタイトルだけに心奪われ、どうしようもなくなったのだが、のちの「みちしるべ」がまさしくヴァイオレットとギルベルトとの二人の行く末を案じするようで恐ろしかった。
ただこの映画は、そういうわけで、エンドロール中の主題歌で泣けてしまうという始末の悪さだけが問題である。あー、またランキングに大きく絡みそうな一本が紛れ込んできたw

2019.9.27 エイミー分を補給。「ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝」4回目鑑賞記

正直言って、期間限定上映でお茶を濁すはずだった、本編映画の外伝作品。だが、あの事件が作品そのものも含めて、望外な宣伝効果をもたらした。
「興行成績を見守りたい」サイトのデータを引用する(最終採取・独立系含まず)。
9/6  43268(初日は金曜日w)
9/7  45558
9/8  30880
9/9  14464
9/10 11476
9/11 15023
9/12  9357
9/13 29458
9/14 28587
9/15 22237
9/16 18151
9/17  7013
9/18  8718
9/19  6281
9/20 25457
9/21 16236
9/22 12621
9/23 11172
9/24  4323
9/25  6103
9/26  4170
3週間期間限定が撤回されたのは比較的早い段階だったはずである。実は、期間を限定していない作品の初日で、この作品を越えられていない作品が大半である。
席数の設定や上映回数など、前提条件はすべて同一にはできない。だが、初日4.3万/土日7.6万=オープニングほぼ12万人≒実数は15万人超というのは、製作サイドからすれば正直ありえないと思ったのではなかろうか?
それはひとえに良質な映像と芯に訴える美麗な音楽、ヴァイオレットの朴訥ながら、すべてを受け入れる芝居、二人の姉妹のお互いを思いやる気持ちが痛いほどわかるから、リピートしてしまうのだと思う。

4回目を見る映画はそうそう出てこない。二ケタは4タイトルだが、自身では7タイトル目だった。
もうストーリーも何もかも手の内。だけど、3回目で気が付いた「ふたつ星」のシーンは、他の人が見たら("゚д゚)ポカーン になるほど号泣することになってしまう。
「エイミー様」と最後に言うヴァイオレットもすごい。エイミーとテイラーの幼少期のストーリーの、テイラーの泣きで胸をつかまれるのは、悠木嬢の面目躍如と言ったところだろうか。

4週目であり、延長の話を聞きつけたにしては集まりの悪かったOSシネマズ神戸ハーバーランドの3番は、それでも3割程度/70人余りが参集。年齢層は幅広いが、平均年齢は30代後半/男女比はやや男性や優位と見た。
そしてラストシーンが終わり、「エイミー」が流れる。もう前奏の段階でヤバい。すべての歌詞が今まで見た映像を想起させる。それぞれに反応する涙腺。今年一二を争うアニメーション映画になったことは疑いようがない。

2019.9.20 3回目 ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝鑑賞記

一回目の鑑賞時にこう書いている。
終わった……だが、本当の感動はここからだった。
エンディングのタイトルが「エイミー」だったのだ。こんな仕掛けをしてあるとは!!そこまでほとんど感情の発露がなかったのにタイトルが出た瞬間、どうしようもなくなってしまった。


脇役とはいえ、茅原実里嬢は出演しているわけだが、ここまで本作を咀嚼し、歌詞に落としこめる才能に嫉妬を禁じえない。
だって、歌詞に無駄が全くないのである。

何やら歌詞を引用するとジャス何とかという機関に詰められるそうなので、あまり多くは書けないのだが、それでも「風に舞うステップ」であのデビュタントでの舞踏会を思い起こすし(屈指の美麗作画箇所)、「幸せ運びたい」で、郵便配達人になりたいというテイラーの願望につながる。
ただ私は何で「ふたつ星」なのかが気になっていた。たしかに血のつながりのない「鎖で繋がれた一人ぼっちのぼくたち」なんだが、そんな描写ってあったかな?

そして3回目の今回。
ふたつ星を見つけてしまって、実は泣きどころではないにもかかわらず、号泣してしまった。
そう。ただ単に自分たちを星になぞらえただけではなく、実際に画の上でも表現されていたのだった。
あえてここではその場所は言わない。だが、これがわかった瞬間、本当にこの作品は当方にとってなくてはならないものになった。

ヴァイオレットがつないだ、血のつながっていない(むしろ成り行き上であり、二人が結ばれる要素は皆無だった)姉妹。「ふたつだとほどける。3つで編むからほどけないんです」。二人とヴァイオレット。「編みつづけた想い・願い」という歌詞にもつながるテイラーとの髪スキの場面も含蓄が深い。

三回目のエンディングは、さすがにそこまで涙腺崩壊を引きおこすまでには至らなかった。
それでもところどころであのシーンが、そのセリフが、二人を思い起こさせる。離れていても二人は一つ。こんな芳醇な姉妹物語がヴァイオレットを介して結ばれていく。手紙の持つ本当の意味、目的。それこそ、本編で描かれるであろう、「愛してる」の意味をヴァイオレットは知りえるのだろうか?

場内は、19時スタートということもあり、8割強。この作品ほど、リピーターを生む仕掛けと、それに呼応するファンたちの相乗効果が発揮された作品はそうそうない。当方鑑賞の中でも一二を争うタイトルになったことは疑いようがない。
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