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6月も下旬に入り、財布の中身は完全にピンチ状態。
しかし、「こんなこともあろうかと」、とカップ麺のラインアップに抜かりはない。しかも、うまい具合に、前回の関東シリーズでの仕入れ分にはまだ手を付けていなかった。
いまだにキャリーバッグの中に眠っているそれらをごそごそ。真っ先に引き上げたのが、この「八王子ラーメン」だった。
「麺ニッポン」の表示が躍っているように、実はシリーズものでもあった(近江ちゃんぽんもこのシリーズ)。パッと見た瞬間、「シリーズものということは、意外とうまいんじゃね?」と補正もかかったりしていたのだが、ともかく作成することに。
中の小袋は4つ。後入れかやくは、特徴でもある、玉ねぎのみじん切りだろう。逆に定番かやくのねぎは入っていない。
湯戻しかやくを入れて熱湯を注ぐ。待つこと4分。後入れスープと玉ねぎを入れて実食。
まずはスープ。・・・・・・・・うほぉぉぉぉぉ!!と、変な叫び声をあげそうになったくらい、激ウマなのだ。ちょっと屋台風というのだろうか、結構濃い目の鶏ガラベースの味に、少し多めの油。これで醤油分が多ければ、確実にどこかで食べたことのある「中華そば」である。HPの薀蓄として、『鶏ガラベースに煮干の香りを利かせ、油で仕上げた醤油スープ』とあるのだが、煮干しの香りは、あまり感じなかった。香料として原材料に入っているかと思ったがそれもなく、少しだけ違和感。
麺は少し細めの、「麺職人」をほうふつとさせるもの。麺の量も65gと、麺職人のそれと量は同一(構成原材料が違うので完全に同一ではないものの、成り立ちは似通っていると推定)。少しストレートさは主張しないものの、歯ごたえと、生めん風に見せるあたりはさすが、と言わせるところ。
具材は、もう玉ねぎのみじん切りがすべてをもっていってしまう感じ。スープにしみだし甘みを添加、食感では大きい個体はシャキシャキ感を演出。もちろん、ずっとスープに漂う量もあって、彩ではもう一つでもたったこれだけで全体の印象がガラッと変わるのだから面白い。
前回の「近江ちゃんぽん」は、久しぶりのカップ麺90点台をたたき出したわけだが、この製品も負けず劣らず高評価である。不満な点を上げるとするなら、メンマの存在感のなさぐらい。玉ねぎのせいでめちゃくちゃ甘かったらどうしよう、という危惧は、杞憂に終わったどころか、大満足に変化してしまった。
ハズレのない「麺ニッポン」シリーズ。信州味噌ラーメンも、スタンバっているのだが、最近みそラーメンの評価はいま一つ。ここで味噌味の失地挽回なるか、は見ものである。
購入店舗 ダイエー 浦安駅前店
麺 3.7/5 スープ 4.1/5 具材 4.0/5 総合評価 89点