ここ最近、特に良作に恵まれない日本の映画界が、安易に、正直「売れるだろう」とばかりに原作の供給口をアニメーションや漫画・コミックに求めすぎている嫌いがある。
そりゃ、確かに「テルマエ・ロマエ」とか、「海猿」のようなヒットする作品もあるし、シリーズ化できる内容だと長寿化しているとも受け止められる。しかし、大半の場合、実写化、で色めき立つのは製作発表の瞬間だけ。キャスト発表で、「おや?」と感じ、予告編では「ええっ」となり、それでも劇場に足を運んでOrz・・・。こんな展開ばかりが出ているのは間違いない。
昨今の実写化失敗例の代表作が「ガッチャマン」であることは既にご承知の通り
→いくらなんでもそれはひどすぎる、と言う批評もあるのだが、映画評論家の彼をして「4点」をつけさせる内容だったことは、原作のギミックだけを取り出して、ただ単にイケメンだけを取り揃えただけでは何もなしえないことをいっていると思われる。こちら
それでも、そのあとも知ってか知らずか、続々とアニメーション/漫画原作の映画は作られている。
今回、「ルパン三世」と「進撃の巨人」の実写化が発表(ルパンのほうはあとは公開待ち/進撃は今年にクランクイン、だそうだ)されていて、実際、どうしたものかいな・・・と、不安な要素ばかりが胸をよぎるのである。
特にルパンは、日本テイストで実写化してしまった場合、ルパンが「コソ泥」にランクダウンしてしまいそうで怖いのである。スタイリッシュでフレンチっぽい概観・・・アルセーヌ・ルパンの孫と言う設定だから、あんなビビッドなジャケットでもしっくり来るのである。ソコを実写化でどう表現するのか・・・。小栗旬演じるルパンがどこまでそれを体現できるのか、もうハラハラしどうしだろうと思う。ハリウッドなり、香港のアクション主流のところで作れば、それなりに見られる物はできるのだろうが、どうせロケに海外、などはのぞむべくもなく、とほほ、な結末が頭をよぎる。
日本製作だからって日本人の俳優にこだわりすぎて失敗していることにいい加減気づいてみたらどうなのか、といいたいのである。そもそも原作者は実写化されるとはこれっぽっちも思っていない。それはファンにしても同じである。仮にあわよくば、と思ったところで、漫画・アニメーションと実写では、表現力に限界が出てきてしまう。それを無理に表現しようとするから、どこかで破綻し、作品の風味まで損ねてしまうのである。
とは言うものの、「実写にアニメーションで関わったスタッフが飛び込んだらどうなるか」と言う、壮大な実験の結果が、劇場で見られる。鬼才、といっても言い過ぎではない押井守監督による「機動警察パトレイバー」の実写版が現在公開中である(ええ、2週間限定って・・・/それも驚きだが、長編ものにするみたいですね)。押井氏の一種の「ライフワーク」といってもいいパトレイバーの実写化。ここまで引っ張った理由も含めて、当方もスクリーンで確認しておきたいと思っている。なんと言っても当方を「見たい」と思わせているのが、あの!千葉繁氏の俳優としてのお姿。うーむ。時間を捻出せねば!!
そりゃ、確かに「テルマエ・ロマエ」とか、「海猿」のようなヒットする作品もあるし、シリーズ化できる内容だと長寿化しているとも受け止められる。しかし、大半の場合、実写化、で色めき立つのは製作発表の瞬間だけ。キャスト発表で、「おや?」と感じ、予告編では「ええっ」となり、それでも劇場に足を運んでOrz・・・。こんな展開ばかりが出ているのは間違いない。
昨今の実写化失敗例の代表作が「ガッチャマン」であることは既にご承知の通り
→いくらなんでもそれはひどすぎる、と言う批評もあるのだが、映画評論家の彼をして「4点」をつけさせる内容だったことは、原作のギミックだけを取り出して、ただ単にイケメンだけを取り揃えただけでは何もなしえないことをいっていると思われる。こちら
それでも、そのあとも知ってか知らずか、続々とアニメーション/漫画原作の映画は作られている。
今回、「ルパン三世」と「進撃の巨人」の実写化が発表(ルパンのほうはあとは公開待ち/進撃は今年にクランクイン、だそうだ)されていて、実際、どうしたものかいな・・・と、不安な要素ばかりが胸をよぎるのである。
特にルパンは、日本テイストで実写化してしまった場合、ルパンが「コソ泥」にランクダウンしてしまいそうで怖いのである。スタイリッシュでフレンチっぽい概観・・・アルセーヌ・ルパンの孫と言う設定だから、あんなビビッドなジャケットでもしっくり来るのである。ソコを実写化でどう表現するのか・・・。小栗旬演じるルパンがどこまでそれを体現できるのか、もうハラハラしどうしだろうと思う。ハリウッドなり、香港のアクション主流のところで作れば、それなりに見られる物はできるのだろうが、どうせロケに海外、などはのぞむべくもなく、とほほ、な結末が頭をよぎる。
日本製作だからって日本人の俳優にこだわりすぎて失敗していることにいい加減気づいてみたらどうなのか、といいたいのである。そもそも原作者は実写化されるとはこれっぽっちも思っていない。それはファンにしても同じである。仮にあわよくば、と思ったところで、漫画・アニメーションと実写では、表現力に限界が出てきてしまう。それを無理に表現しようとするから、どこかで破綻し、作品の風味まで損ねてしまうのである。
とは言うものの、「実写にアニメーションで関わったスタッフが飛び込んだらどうなるか」と言う、壮大な実験の結果が、劇場で見られる。鬼才、といっても言い過ぎではない押井守監督による「機動警察パトレイバー」の実写版が現在公開中である(ええ、2週間限定って・・・/それも驚きだが、長編ものにするみたいですね)。押井氏の一種の「ライフワーク」といってもいいパトレイバーの実写化。ここまで引っ張った理由も含めて、当方もスクリーンで確認しておきたいと思っている。なんと言っても当方を「見たい」と思わせているのが、あの!千葉繁氏の俳優としてのお姿。うーむ。時間を捻出せねば!!