前回の参議院選挙の際に、ようやくねじれが解消したと思っていたら、東京選挙区で意外な人物が、それも定数五の中で4位で当選をしたという事実に驚かされる。
そもそもこの人物、議員になる前から、いろいろと”奇行”が取りざたされ、うまく行きかかっていた芸能界での活動もいまや休止→引退状態。もっと驚いたのは、自身の家族構成についていろいろと隠し事をしていたという部分。普通、こういうことは、表にさらして審判を仰ぐというのが常道であるはずなのに、この人にしてみれば、「それがどうした」と言いたげなのかもしれない。

その問題児の山本太郎。先だっては、伊豆大島の被災地を”お散歩”、その際にカメラマンが、自衛隊のかたがたを思いっきり揶揄する言動を配信して物議をかもしているのがまだ収まらない今日、園遊会に出席した本人は、あろうことか、天皇陛下に手紙を渡すという暴挙に出たのである。

これが暴挙とまで言っていいのにはわけがある。そもそも、園遊会は、陛下が来場者と歓談するのが目的であり、政治家ともあろうものが、その縁にすがって、直訴同然の文書をしたためて手渡すなど、言語道断なのである。呼ばれるだけでも栄誉なことであるにもかかわらず、その場を利用したというそしりはまぬかれないわけで、一言で言えば、「その手紙を出す相手は違うだろう」だし、「自分でできないからといって陛下のお力に頼るのは政治家失格」といえる。

俳優・山本太郎であれば、まだその行為は大目に見られたかもしれない(もちろん、大目玉を食らうことは確実だが)。しかし、まるで「物事を知らない人にお願い」するかのような内容の文章と分かって、当方も怒り心頭である。日本のことをほぼ漏れなくご存知の陛下に物を頼むその不遜な行為。ベクレているのは自分の頭の中であることに気づき、早々に政治の世界から引退して、プロ市民にでもなるのが分相応である。