人の生死は、本当に避けて通れない。
そして、その死があまりにあっけないもの…急性心不全なら、なおさらである。

一本の訃報記事で、思わず目を疑った。
それがこちら。突然のリンク切れもありますのでご了承を・・・

何しろ、66歳である。
それこそ信長が舞った「人生50年…」は、戦国時代なればこそ。今の平均寿命が男性ですら80歳代であるのだから、その平均より大きく外れての死去は、正直驚きでしかない。

大杉漣氏といえば、渋い役どころのバイプレイヤーと言うよりも、バラエティや、ロケ番組で見せる、演じてない自然体の応対や立ち居振る舞いの方が印象に残っている。
それだけ、普通にしていることが感情に訴えるのだから、役者として演じた時とのギャップがものすごくいい味を出すのだ。
それは、これまた故人になってしまったが、松方弘樹氏も同様であった。彼がバラエティで一躍名をはせたのは「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」での笑い上戸な一面。あのこわもてのスター俳優の持つ別の顔が白日の下にさらされて、むしろ、人気が不動のものになったともされる。

それにしても。
人に寿命があるとは思うし、その時までしか生きられない、とわかっていたら、いくらでもやりようがあると思うのだが…深夜の急性心不全では、なにもできなかった、というのが実際だろう。
彼の享年から考えても、私の残された時間は16年。ウム。果たして、その時間で私は何を成し遂げ、なにを残し、なにをできないまま後悔することになるのだろうか…今はただ、迫り来ている死というものを微妙に考えさせられてしまっている。それだけ、彼の死去というニュースは重みを持って私をとらえて離さない。
故人の今までの功績と、人懐っこい笑顔を脳裏に刻みつつ、合掌。