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緑色のパッケージング。ひとめみて「あの商品対抗なのだな」と感づいてしまう。揚げ麺で、安売りの目玉にもされてしまう難点があるとはいえ、まさにロングセラー。改廃が激しいカップ麺ブランドの中にあって、ここまで残っているというのは稀有な存在でもある。
日清という業界の王者であっても、ちょろちょろと飛び回るハエのようなガリバーブランドが気に入らない、と言ったところなのだろうか?作り込がどう出るのかは気になるところである。
内容物は小袋3種。かやく/液体スープ/スパイスまで添付して対抗まるだし。ここまで露骨にしなくてもよさそうなものなのに…
規定時間を経過してもろもろを投入して実食。
結論から言わせてもらうと、「パクリは所詮パクリ」というありきたりのものだった。
スープはやや甘めに振ったこともあり、スパイスなしでは少し違和感がある。だが、醤油分の香りがかなりするエースコック版に比べると、おとなしく感じ、しつこさやコクはあまり感じられなかった。
麺はもちろん「麺職人」の麺。特筆するほどの突出ぶりはない。
ところが具材は、わかめの量に不満が残る。食べても食べてもなくならないエースコック版とは、そのわかめの質も異なっている。社運をかけて、とまでは言う気はないが、この製品が看板になっている会社の製品の方が作りこみや素材の選定に理があるのは当然と言える。
今頃パクリでは、と言われるような製品を出さないといけないほど、屋台骨が苦しいのか?ここ最近は、ヤマダイを潰しにかかるような、ご当地ラーメンの拡販ぶりが目を引くのだが、成功事例をまねているようにしか見えず、日清、どうした?と言いたくもなる。
同じ価格で並んでいたら、私は迷わずエースコック版を買う。
購入店 ダイエー 神戸三宮店
麺 8.0/10 スープ 7.5/10 具材 7.0/10 総合計 22.5/30
価格補正 なし 合計 22.5/30 格付け B+(日清らしさが見えない)