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「じゃぱん♥ぬーどるず」計画を日清が推進してすっかり日にちが経つ。
→日清HPより。
トリオ、と銘打っているように、梅こぶ茶味焼きそばに、抹茶シーフードヌードルの3品がラインアップ。
現在でもこの商品を取り扱えている店舗はそうそうないはずだろう。
和風のテイストをカップ麺に応用するというやり方。たしかに取り組みとしては面白いし、「企画一発もの」でいいのなら、ある程度の商品力さえあれば売り切り御免なのだから、失敗していたとしても、そこまで大きく叱責されることもないだろう。
だが、と、この商品を食べきって考えてしまう。
確かにベースはどんな味を添加しても親和性の高いシーフードヌードルのスープだ。なので、抹茶味という、特別に香りも少し苦く感じる味もそれほど苦にはならないと感じていた。
ところが、当方はふたを開けて驚愕する。麺にも抹茶が練り込まれていたのだった。これは想定外。しかも、抹茶ミルクが基本にあるような、別の味も漂ってくる。スープがここまで鈍重に感じると、カップヌードルの特徴ともいえる軽快に食するという利点がスポイルされ、スムーズに箸が進まない。
普通3品目を企画で出した場合(ヌードル/和風/焼きそば系)、失敗するのはたいてい和風系。ところが今回のコンセプトで作った3品目では、私の中での一番の外れはカップヌードル系ということになってしまう。それだけ、取り組みに難のある素材だったということが言える。
何度も書いていることだが、天才打者・イチローだって、4割打てればいいところ。毎打席ヒット、あるいはホームランなんて、高望みも甚だしい。
もっとも、日清に求められる商品の完成度や万人に好まれる調味力が今までの支持を生んでいることは間違いない。許容範囲とはいえ、ちょっと進むべき道を間違えたな、と思わざるを得ない。
購入店 関西スーパー 大開店
麺 7.0/10 スープ 6.5/10 具材 7.0/10 総合計 20.5/30
価格補正 なし 合計 20.5/30 格付け B-(スープの鈍重さで台無し)