多趣味・マツキヨの落書き帳

2013年(平成25年/皇紀2673年)1月、タイトル含めて大幅刷新いたしました。 現在、ダイエー店舗訪問記録/映画鑑賞記/即席麺試食記/ラーメン店訪問記がメイン記事となっております。画像/引用/リンク等は、ご随意に。

日本アカデミー賞

一応書くわ。今年の日本アカデミー賞のこと。

映画鑑賞を趣味にできた2016年10月から、一定の監督諸氏には頭が上がらない。特にアニメーション映画界では、新海・片渕・湯浅の3氏、邦画では、月川翔/英勉/春本雄二郎氏あたりの作品は、もはや内容関係なくマスト鑑賞したいほどである。
その逆で、こいつがメガホン取ったら見ない/無視クラスの監督諸氏も大勢いる。あえて名前は書かないけれど、その大半がいわゆる政治思想を前面に押し出すタイプの監督である(作品にその色がなくても、本人の政治信条で見ないというパターンもある)。

監督がどうあれ、私は、基本「右にも左にも振っている作品」や、「プロパガンダ臭の強い作品」には与しないことにしている。最近作なら、「主戦場」だったり、現在公開中の「Fukushima50」あたりがそうである。
そして、自身のドキュメンタリーも大爆死した、望月とか言う東京新聞の記者が原案を書いた「新聞記者」という作品が今年の日本アカデミー賞を取ったことで、思想に毒されていることを隠さなくなったのか、と思わざるを得ない。

未見であるが、誰も見ていないに等しい興行収入しかなく、海外でも評価が高かった「パラサイト」とは比べ物にならない低評価だったことは今更言わなくても知っているはずである。ちなみにノミネートされたほかの作品は、「蜜蜂と遠雷」「翔んで埼玉」「キングダム」「閉鎖病棟」であり、今回のこの作品の受賞は、『ノミネート段階で独立系の秀作をことごとく締め出した日アカの体質への批判が、最終投票では新聞記者の追い風になった可能性もあります』(日本アカデミー賞歴代.comより抜粋)とあるのだが、それだけで決まるとも思えない。

興行成績や、キネマ旬報のファン投票と言った、市井の意見を全く無視したノミネート状況も気になるが、「この作品が取れる理由」をいくら探しても見つからないというのが実際で、とうとう政権批判/プロパガンダ臭の漂う作品が賞を獲るようにまでなってしまったのか、と思わざるを得ない。
当然のように、当方推薦の映画ブロガーである「物語る亀」さんは、烈火のごとく怒りながら評してます。

「流行語大賞」と似た構図になりつつある日本アカデミー。まだ前回の犯罪者一家の映画が獲ったのは興行の部分から納得なのだが、賞レース狙いでこうした政治色の強い映画ばかりが作られたら、窮屈で仕方ない。だいたいほぼすべての映画ファンはこの受賞を手放しで喜べないし納得しないと思う。

「ルー」よりやはり評価か?日本アカデミー賞

2016‐2017年は、ぶっちゃけ、「君の名は。」の熱狂と、その残り香のような2年間であったといってもいい。私のように、君縄に触発されて、映画ファンみたいな行動をさせられている人も一人や二人ではないはず。
そんな中にあって、2017年、私は、21タイトル映画を見たわけだが、そのランキングがこれである。
当該記事を参照
正直言って、オリジナルといえる作品は一つもない。唯一挙げられるのが「きみの声をとどけたい」であり、これは原作も何もない完全なるオリジナルだった。
そして、日本アカデミー賞のアニメーション映画部門で優秀賞を取ったのが、「キミコエ」でも、「ノゲノラ」でも、「SAO」でもない。「夜は短し歩けよ乙女」だったのである。

君縄に触発されて、劇場に行くハードルが一気に下がった2017年。手あたり次第、とまではいかないが、気になる作品には触れてきたつもりである。その中の一作に「乙女」が挙げられているのだ。
鑑賞記はこちら

2017年秋作成の当方鑑賞のアニメーション映画ベスト25作品の中では、辛くも「千と千尋」の一つ上の18位。興行的にも決して成功したとは言えない本作であり、これまで賞レースとは無縁。しかも、日本アカデミーは、日テレでやるのに対し、この作品/ルーもフジ系列が関わっているので、むしろスルーされるのでは、と思っていた。さらに付け加えるなら、いかに鬼才・湯浅氏であるとはいっても、こちらより、ルーのうたの方が素人目/メッセージ性はあったはずで、これがよりにもよって日本アカデミーで表彰されるとは思ってもいなかった。

とはいうものの、私的には「ちょっぴり満足」な部分があったりする。この作品のノンストップぶり、ジェットコースターばりの展開、乙女と先輩のもつれた恋の行方・・・それを、酒/本/学園祭に絡ませて、一夜の出来事のように見せた手腕は称賛に値する。
もちろん、作劇的や映像面では、あまり特筆すべき部分があるとは言い難い。それでも、審査員たちに響いた部分があるということは、私が「名作然としているかどうか、採点に迷った」部分が、実は評価すべき部分だったと知ることができたのも収穫だ。
情報は盛りだくさん、湯浅作品常連のキャラも出演、それでいてハイスピードな展開・・・。これでよく賞が取れたと思うと同時に「観ている人はなかなか見ている」ということの表れのように感じている。

最後に。湯浅監督はじめ、関係各位に賛辞を惜しまないところである。
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