多趣味・マツキヨの落書き帳

2013年(平成25年/皇紀2673年)1月、タイトル含めて大幅刷新いたしました。 現在、ダイエー店舗訪問記録/映画鑑賞記/即席麺試食記/ラーメン店訪問記がメイン記事となっております。画像/引用/リンク等は、ご随意に。

明星食品

即席麺試食記(374) これは看板倒れ 明星 チャルメラ 油そばカップ


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新製品をここで拾うことも多くなった関西スーパーだが、バイヤーさんの趣味趣向が当方と合うのか、いい感じの製品を次々に取り扱ってくれる。
とはいえ、新商品の定番だなに移行する率は本当にゼロに近い。自社で扱っているくらし良好ブランドのマルちゃんのPBをやっている手前、大きく棚替えは難しいのではないか、と考えている。

今回も、そんな企画一発ものの製品を4月中旬にゲット。GW明けのこの時期に食べてみた、ということである。
公式HPにある、文言から見ると、「チャルメラの汁無しバージョン」という風なことがかかれているのだが、製品外装からはそこまでのことは伺えない。チャルメラおじさんや大書きされた「チャルメラ」のロゴで、関係があることはわかっても、「別コンセプトの製品だな」と思う方が勝っている。

ふたを開けると……まあ、予想通りの展開。麺の多さはまだ納得できるとして、具材のしょぼさに愕然とする。それでも、熱湯3分、湯切りして液体たれを絡めて食べ始めるのだが……

油そば、と銘打つにしては脂分もそんなに感じず、チャルメラの汁無しバージョン、と考えても、そこまで主張する味には感じ取れない。ホタテの旨み、と書かれているのは感じられたものの、くどいくらいではなく、あり来たり、中庸を行くとんがっていなさぶりに意気消沈する。
メンマの香とかを添加するとか、とにかく華やかさがないと、この手の商品は、いつまでも旨いうまいで箸が止まらなくなる、レベルでないのだから残念というほかはない。

油そば、というジャンルで一発当てたい気持ちもわからないではないけど、醤油味のカップ焼きそば的な味付けにしているようでは、リサーチ不足も甚だしい。
量はあって満足度だけは高かったところは最後に特記しておきたい。

 購入店 関西スーパー 大開店
 麺    8.0/10   スープ   7.5/10    具材  6.5/10    総合計 22.0/30
 価格補正  なし     合計   22.0/30     格付け   B(もっと異端たれ!)

即席麺試食記(297) この徹底ぶり! 明星一平ちゃん夜店の焼そば わさびマヨ醤油味 


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焼きそばのフレーバーといえば、どうしてもソースがメインとなってしまいがちだが、和風を標榜する、しょうゆベースの焼そばも、ありといえばありである。
もっとも、それではパンチが利かない、ということもあって、「ワサビを入れてみたら…」というのが、今回の一平ちゃんシリーズの新商品なのである。

とはいうものの、HPを見ると(商品情報はこちら/グループ企業なので新商品リリースも親会社の日清がやっている)、2013年から発売していたのだそう。それは知らなかった。そして、この製品、今回から通年販売に格上げになったようなのだ。

期間限定の一発もの、ではなく、通年販売にできたことは、恐らく、「割に合う」何かが働いたからという見方ができる。そして、今回、そこまでの地位に押し上げるべく挑んだのが「すべてでワサビ三昧」という味の畳みかけである。
それは、実際にすべての添付調味料を入れていくことで発揮されていく。まずはソース。入れて撹拌しているだけでちょっとワサビの風味が出てくる。食べてみても、それらしい雰囲気を漂わせる。
だがここからが圧巻である。ふりかけを投入。すさまじい、という表現が大げさでないほどワサビのツーンとしたにおいが充満する。もちろん食べると程よいわさびの刺激で少し感動する。
そしてトドメはワサビ入りのマヨネーズ。これが入って、ワサビの3重奏。マヨネーズでまろやかさとコクが添付され、それは、今までのとげとげしいわさびの辛みをもうまくコーティングする。いつまでたってもワサビの辛さの残っているところも評価が高い。

すべてでワサビ的な何かを入れてある。もちろん最大の仕掛けはふりかけに入っているそのものずばり(ワサビシーズニングパウダーにワサビ風味顆粒)なところなのだが、〆に入れるマヨネーズがまとまりを生み出していくところはなかなかうまい構成だと思う。
単調な味ではなく、いろいろとバリエーションも楽しめる仕掛け。こういう製品は息が続くはずである。通年化、はむしろ夏場の需要期にも好都合といえ、この先の売れ方が気になるところだ。

 購入店  ダイエー 神戸三宮店
 麺    7.5/10   ソース   8.5/10    具材  7.0/10    総合計 23.0/30
 価格補正  +0.5     合計   23.5/30     格付け   A(ワサビ好きも納得の仕上げ)

即席麺試食記(276) 満足度はある 明星 長田本庄軒 ぼっかけ焼そば


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「満を持して」の試食となった。
まあそもそも、食べたいと思っていた商品ではあるものの、少し重目の商品でもあり、かなりの空腹にしておかないと後が続かないと思って、手出しを控えていたというのが実際である。

さて、登場から半年あまり。世の即席めんレビュアー諸氏は、「長田本庄軒」なるものがどういう位置づけなのか、についてあまり触れていない。そこはそれ、会社やブランド情報には定評のある小生でもあり、そこのところから紐解いてみたい。
まず、長田本庄軒は、実在する店舗なのだが、「長田」とは銘打っているが、神戸市・長田区には存在しない。
→あの「丸亀製麺」の会社・とりどーるが作った焼きそば専門店。自家製麺にこだわっているところがすごい。HPによると、現在12店舗展開している。ちなみに一号店は、三宮にあるサンプラザ。
ではなぜ長田を前面に出しているのかといえば、神戸のソウルフードの一つでもある「ぼっかけ」を入れた焼きそばが主力商品であり、地域色を出すことで神戸発祥ということを押し出したいのだと思う。「本庄」に関しては…知りませんwwwwww

名前を使っている、ということは、コラボ商品の一つともいえるわけで、とりどーるがよもやのコラボ、ということで本来ならもう少し早くに紹介しておくべきだったかと後悔もしている。

さてふたを開けてびっくり。キャベツ込みの麺の上にドーンと乗っかるレトルトの具。もちろん外装にもその旨はかかれているのだが、ここまで大きめの袋に入っているとは思わなかった。その半面、ソースは麺の量に対してやや貧弱に映った。
麺がかなりの太さだったので、ほぼ既定どうりの5分待ち。ソース/レトルトの順で投入し食べ始める。

私が「よくとりどーるがコラボしようと思ったな」と思っている最大の原因は、「自家製麺にこだわる会社がインスタント麺に理解を示している」ところにある。どうあがいたところで、乾燥させている麺と生地から麺になるまで数分/茹でたてを使用する店舗の味とでは乖離の度合いが半端ない。そもそも比べることこそおこがましい。しかし、あえて乾燥めんにチャレンジしたことについては評価もできるし、特注と言っても過言ではない、麺の太さにも感動するものである。
レトルトの具もさることながら、この麺の力強さには、久しぶりに会う開発陣の執念というか、恐らくとりどーる社の意見もかなり乗っかった意図を大いに感じる。久しぶりの満足度の高い麺だ。
ソースは、意外と少なく感じていたのだが、ぽっかけレトルトの甘い感じと呼応する、絶妙なバランスを披露。ここにも、開発陣の、ml単位の"戦闘"を窺い知ることができる。ソースが際立ってしまわず、むしろレトルト具とのコントラストを重視しているところにこれまた感動する。
具材は文句なし。焼きそばに付き物のふりかけ−−かつおや青のりは、むしろこの製品の場合は邪魔をしてしまう。ふたを開けた時に入っていなかったことで少しがっかりしたが、この製品に関しては、余計なドレス素材は不要である。

ああ・・・
返す返すも、登場/購入当初に食べておけばよかったと後悔することしきりである。それほどまでにこの製品の完成度は高い。
もちろん「値段も半端ない」のでそのあたりは考慮しないといけないが、それを補って余りあるうまさである。最近の焼きそば系は、どうしても麺がおざなりになってしまい、もさもさもそもそが一種当たり前であるのだが、ここまで現実の店舗に近づけたところは大いに評価したい。

 購入店 ダイエー 神戸三宮店
 麺    9.0/10   ソース   8.0/10    具材  9.0/10    総合計 26.0/30
 価格補正  −0.5      合計   25.5/30     格付け   AA(ぴか一の完成度)
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