多趣味・マツキヨの落書き帳

2013年(平成25年/皇紀2673年)1月、タイトル含めて大幅刷新いたしました。 現在、ダイエー店舗訪問記録/映画鑑賞記/即席麺試食記/ラーメン店訪問記がメイン記事となっております。画像/引用/リンク等は、ご随意に。

最終章

新規劇場開拓込み 2021.4.25 「ガールズアンドパンツァー 最終章第3話」鑑賞記

おそらく、関西2府1県に緊急事態宣言が出ていなければ、姫路で映画、という選択は到底思い浮かばなかっただろう。
映画館自体が「目的地」であり、そこに向かう人流を止めたいからこその休業要請なのだが、所詮要請であり、守らなくても罰則はない。実は、ここが大きなポイントで、「お国が声掛けすればみんな従ってくれる」という甘えに立地しているものだから、強制力がそもそもない。
それでも守っているのは、イメージを大事にするから。業界ならではの横並び、「抜け駆けはよくない」というところが大きかろう。
だから、独立系で、それなりの規模のロードショーをかけられている、アースシネマ姫路の存在感が日曜日に開いている唯一のシネコン、ということで脚光を浴びることになった。
とはいうものの、日曜日からの緊急事態宣言で、対応できなかったことを理由に営業していた、というのが実態で、残念ながら、4/26(月)からはアースシネマも自粛することに決まったようである(店舗等には告知なかったのだが、多分、関西各地から小旅行気分でやってこられたらかなわない、という点と、火事場泥棒よろしく一手に引き受けることも難しい、と判断したからではないだろうか?尚、休館要請基準は大きく満たしているので、今日やっていたことの方が疑問なのだが?→休館告知はこちら)

兵庫県内で営業しているのは、最大手がアースシネマであり、あとは単館営業の小館しかない。パルシネマにシネマ神戸、元町映画館は、いずれも小品ばかり。シネピピアが「すばらしき世界」をかけていたのでもう一度、と思ったものの、リピートするなら、ガルパンか、と思い立って昼中回に間に合うように動く。
姫路駅も大した混雑もなく、ここに来たら必ず食す「えきそば」に舌鼓を打ってから現地に向かう。4階のロビーに到着したとき、ただならぬ雰囲気を感じ取ったのだ。
先週金曜日公開の「るろうに剣心」、4/16公開の「名探偵コナン 緋色の弾丸」をメインにしているのだが、そのいずれもがほどほどに入っていて、そこそこに待機客もいるのだ。これは想定外だった。
そしてガルパンの入場。これがまた、予告終了までかなりの数入ってくる。ざっくり40人以上、男性の圧倒的優位で40代前半を平均と見た。
一応当該スクリーンは、9.1CHを標榜している、音響に特化したことを謳っているのだが、いかんせん、箱の方が大きすぎて、突き刺さる感じがしたところは数カ所にとどまる。こういうとき、「塚口サンサン劇場」が一種のベンチマークになってしまっているから、それほどに感じなくても当然だ。
まあ、この第3話は、順当に勝ち進んでいくライバルと、一度も手合わせしたことのない継続高校の不気味さがクローズアップされるわけだが、だからこそ、4話につながるあのラストシーンは衝撃でもあるのだ。
音がよくなったからといって大きく評価を上げることにはつながらない。だが、それ相応に満足できることも事実である。

知波単との決戦やいかに?! 「ガールズアンドパンツァー 最終章第三話」鑑賞記

前作最終章第二話の公開日は、2019年の6月。
と書いて、びっくりしている。
この短時間のアニメーション映画のために、実に2年近くも費やしてしまっているのだ。

このシリーズの映画評を始める前に、言いたいことは、ただ一つ。
「もっと早く送り出せないものか」という点だ。
こんなことを言っては何だが、大作級(100分以上)であっても「君縄」→「天気」でほぼ3年だ。そして、それだけの時間がかかっている成果物の圧倒される筆致を見せられたら、我々はぐうの音も出せなくなる。
ところがこのシリーズはどうか?ファンが必死に食らいついてくれているから命脈が保たれているのであり、第一話 2017年/第二話 2019年/第三話 2021年となると、最後の6話に到達するのは早くて2027年だ。オリンピックは当然として、大阪万博すら終わっている。
このアニメーションシリーズが時間がかかりすぎている背景には「圧倒的な資金力とマンパワーの欠如」があると思う。正味時間45分弱、いくら映画のクオリティーであるとはいっても2年近くはかかりすぎである。
我々のお布施が足りない、ということもない。実際、いつでも10億近くは確実に売り上げ、次回作への資金源にもなっている。とにかく、スピードが命であるべきシリーズものが間延びしてしまっている現状は打破しないといけないと思う。

と、映画そのものに関する内容より愚痴の方が多くなってしまうほど、第3話は、評価するべき点があまり多くない。大洗vs知波単をメインで書く前半は、知波単の作戦のわかりづらさが物語への没入を妨げる。突撃しか能のなかった西隊長はじめ、退却もまた一戦法と知った、成長ぶりを拝見したかったのに、がっぷり四つでない知波単はやはりスキル面で難があったということなのだろうか?
特に知波単戦のラストはあまりにあっけなさすぎる。フラッグ戦であることをどのタイミングで忘れてしまったのかはわかりづらいのだが、西住車を撃破して大喜びする単純さにかの学校の詰めの甘さが垣間見えてしまう。
ほかの準決出場チームの選考試合も、終わってみれば、黒森峰、聖グロリアーナが順当に残る。そして大洗の準決の相手は、よもやの継続だった。

得点は、ラストシーンの衝撃はあっても、やはり「中だるみ」は否めず91点どまりとなった。
そう。6話のうちの半分が終わったのだ、ようやく。ストーリーの醸成ぶりが難しくなっている戦闘シーンばかりになったところも大きいし、なんといってもこの作品シリーズでは初の事態が第4話でどう展開するのか、というところでエンディングとなる。
私的には、継続の戦力が未知数であることも含めて、第4話にはかなり期待するところではあるし、なんといっても当方一押しである能登麻美子演じるミカの冷徹ぶりが大洗をどう翻弄するのかは見ものである。
2023年。生きていれば第4話は見たいものだ。

2019.6.16 待ったぞ、待たされたぞ 「ガールズアンドパンツァー 最終章第2話」鑑賞記

私がこのアニメーション……「ガールズアンドパンツァー」を知ることになったきっかけは、なんと、この作品の前作に当たる、「最終章第一話」からである。
もちろん、この時点で、本放送からは数年たっているわけであり、「知る」のレベルを名前だけとするなら、そんなものは当然なわけなのだが、「内容を知る」「キャラクターたちの人となりを理解する」となったのが、この時点だったというのが得意な部類の人種だと思う。

→一応最初見、というべき当該作品の第一回評をここに掲載する
当然のようにここから、テレビ放送版(再放送分)を全話収録してあったHDDをほじくりだし視聴。「ああー、これ、流行るヤツやわ」となってびっくりするほど作品にのめり込んでしまう。それは、2018年、ガルパン絡みの上映作品にそこそこ出撃できていることも影響している。

前作の公開は2017年11月。それでも2か月近くのロングランで近所の劇場で拾えたのだから、半端ない人気だったのだろう。実際、3桁鑑賞という猛者がいっぱいいるし、すでにこの第2話も、最速上映からの二桁鑑賞に至っているガチ勢も少なからずいることだろう。
まあ、アウトラインはここまで。実際の作品の評に入りたいのだが……
その前に劇場内部をブラウジングした。実際「ガルパンおじさん」だらけであり、平均年齢も実際40代前半、下手すれば45歳程度かなと思えるほどの年齢層。でも、「ガルパンお兄さん」や「ガルパン姉さん」の存在は無視できない。男性ペアやグループはかなり見受けられたのだが、女性ソロという10数人がかなり目立つ。朝一の回ながら、8割強の入れ込みは、いくら公開2日目とはいっても、固定客居ればこその代物だろう。

作品評は……

        「ガルパンはいいぞ」


この言葉しか思い浮かばない。
ネタバレをしてまで評価する映画ではないし、記事を書いている月曜日時点でまだ3日目。レビューを見て「見てみようかな」という層を喚起する記事にはとてもじゃないが難しい。
それはできない、のではなく、やはりファンから愛される作品というものは、扱いが非常にデリケートなのだ。私がいわゆるシリーズものにあまり手を出さないのは、書くことによって初見やライト層にはそれでよくても、ガチ勢には間違って伝わる、あるいはその意見を排除されると思っているからである。
前作評は時間の短すぎを指摘して90点どまりにしたのだが、今作もそれについては同様。だが、2回戦の相手高校の変容ぶりの見せ方といい、全てにおいてブラッシュアップされている。それは音響がそれほどでもない劇場でも感じられたのだから、かなり手が入っているとは思った。よって96点をファースト評とした。

この4点マイナスの分は、ズバリ、間隔の異常さを上げておきたい。60分強の内容で1.5年ほど。かけ過ぎかそうでないか、といわれると、「かけ過ぎだ」とする意見の方が多いだろう。あと4話も残っている。単純計算で、次作は2020年11月頃、その次は2022年5月、その次は2023年12月頃、最終話が2025年6月…
すべてを見切れず死去してしまう壮年層も出てきている、と報告もあるのだが、せめて1年サイクルにしていただきたいものである。

ガルパンの魅力は、全員に確固とした性格付けがなされていること。そこにブレが出ない限り、最終話まで突っ走ってくれると認識している。
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