実は私も、海に潜る方のダイビングをするわけだが、時々、物をなくしたりする。それでも「ショック」というレベルではなく「あーあ。また買わなくちゃね」クラスのものを漂流させてしまったりしている。
海中であり、また、一度浮上を始めたら、よほどのことがない限り元来た道を戻ることは難しい(残余空気の問題が一番)。取りに戻るという選択肢は基本的になく、行きならともかく帰りにトラブルを起こすと諦めてください、という話になる。おそらく、今回の遺留物もそう言った経路をたどったものと見られる。

しかし、海流の恐ろしさに今更ながら衝撃を受ける。石垣で失くしたものが、台湾で見つかる…親潮は、南から北に上がっていくはずであり、石垣で失くして沖縄本島ならギリギリわかる話なのに、見つかった場所というのが衝撃だったのだ。

→とりあえず当方もいいねしたtwitterがこちら
そして、情報発信からわずか2日で持ち主が見つかるということになった。→ライブドアニュースから

ツイにも書いたが、台湾のつぶやきが国境を軽々と超え、日本に到達し、そして持ち主にまで届く事実。「見つかってよかったね」で終わらせたくない内容の話である。
持ち主の大学生(紛失当時も大学生だった模様)にしてみても、こんな稀有な運命をたどったカメラを終生大事にするだろうし、メーカーサイドも「3年余り水中に没していてもハウジングがしっかりしているから水没せず生き返った」と宣伝できる。日本のコンデジ恐るべし、を内外に伝えるいい機会だとも考えていい。
日本と台湾のつながり。八田与一をはじめとする先人たちの偉業が親日感情をはぐくむ。そして、見つかったものを返したいと思う素直な感情。その心根に感動している自分がいる。