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ヤマダイの製品3品種をゲットしたのが5月1日。この製品だけが残ったわけだが、正直、半信半疑だった。
何しろ「静岡」「塩ラーメン」が結びつかない。ラーメンの激戦地であることも聞いたことないし、それこそ「ケンミンショー」あたりで取り上げでもしない限り全国区にまで名をとどろかせるまでにはいかないはずである。
もちろん、銘店や、ご当地系として店舗が存在していないというわけでもない。遠洋漁業の基地としても名高い、焼津や清水があるだけに、魚介系のスープで塩味、は、澄まし汁の原理からしても納得のいく部分である。→製品HPはこちら
そうは言っても…
そもそも味の想定が難しい。スープにもかつおだしを使用としてあるので、それっぽいのだろうな、と想像しながらスープを投入してまずは添付の鰹節抜きで実食。
これは素直にびっくりした。
どこに驚いたのか、と聞かれると、「ほぼストレートな味覚表現」という点である。塩味とはいいながら、ただしょっぱいだけでなく、胡椒分も効かせてアクセントを持ちだす。かつおだしはふんだんに使われている印象を受けたし、そこはかとなく感じるほかのエキス分も侮れない。だが、メインのかつおは全く存在感を邪魔されていないのだ。
麺は言わずもがなの凄麺。安定感は抜群である。具材は、チャーシュー/メンマ/ねぎとオーソドックス。あと掛けの鰹節をここで投入すると、華やかな香りも加わって、又だし成分も強調されるので、まさにうまみ成分が丼の中で舞い踊っているかのようだった。
もちろん、うますぎる、ほどまでのレベルではない。単調に終始するところは、やや減点ポイントだろう。でも、だからこそ、深みを備える方向にかじを切ったともいえ、決して製品としてあんまりというレベルではない。
有名店が輩出していない中でのラーメン製品化。一種の賭けに出たヤマダイを後追いするメーカーが出てくるか?それが出てくれば、ヤマダイの仕掛けは成功したといえるだろう。
購入店 イズミヤ 西宮ガーデンズ店
麺 8.5/10 スープ 8.5/10 具材 7.0/10 総合計 24.0/30
価格補正 なし 合計 24.0/30 格付け A+(ストレートな表現)