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カップ麺業界にとって、夏は、焼きそばのシーズンでもある。
まあ普通に考えればわかりそうなことでもある。夏の暑いさなかに、汁そばは、暑苦しい。でもラインは止められない。だったら、湯切りする焼きそばを作ればいい…。
そう簡単な話でもないのだろうが、この時期、確かに焼きそばをはじめとする汁なしそばは結構棚を占領する。もちろん、いろいろな名店とコラボした製品も軒を連ねる。
日清が組んだのは、関西では相応の知名度もある「鶴橋風月」というお好み焼き店である。
→CMも観たのですが、劇場で…一般のスポットでもあまり流れないせいもあって、YouTube上ではなし。因みにナレーションは渋谷天外。ウム。ここで「片隅」系の人が出てくるとはww
風月自体は当方はあまり店舗には入らない。いわゆるチェーン店/オペレーション化したところが気に入らないところもあるし、何より高いw粉モンは廉価で食べられるのが大阪人としては納得いくところなのだが、こうも高いと店をもうけさせているよう。
だから、あんまりコラボした製品ということもあって、少なくとも当たりとは感じずにいた。
→製品HPはこちら。
ところが、そういう期待していなかった製品がいい食感を出すと評価ががぜん上がってしまうところが面白い。
麺は「太麺堂々」をほうふつとさせるようなかなりの太さ。もちろん、焼きそば用にしつらえてあるとはいえ、歯ごたえも食べごたえもばっちり。
そして期待していなかった具材も、イカ/豚混入の「ミックス」にしてある。量はそれほどではないものの、「入っている」とは実感できる必要最小限は入っている。
特筆すべきであり、ぜひとも味わっていただきたいのがソースである。鉄板で焼いたかのような風味があたりに漂い、「ああ、焼きそば食べてる」と実感できるソースは本当に久しぶりだ。
焼きそばは、確かにスープそばほど手の込んだ仕掛けは必要ない。その半面、ソースしか手の入れようがなく、ここで失敗するとすべてが陰鬱な実食になってしまう。
ふりかけもなく「大丈夫かいな」と思った当製品だったが、満足度はかなりあった。たまぁにヒットを打つから、困ったものである。
購入店 ダイエー 神戸三宮店
麺 8.5/10 ソース・味付け 8.0/10 具材 7.5/10 総合計 24.0/30
価格補正 なし 合計 24.0/30 格付け A(ソースの味わいには感動)