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麺職人のラインアップは、リニューアル前に比べて格段にスケールアップした。特にいろいろな味のスープを出しているところは試食記を書く当方としてもうれしい限りである。
で今回食べたのは、鯛だしを使ったラーメン。澄まし系のスープなら、むしろ和風/そうめんあたりが最適だと思うのだが、「チャレンジしました」と言いたげな商品なのかもしれない。
そしていざ封を切る。次の瞬間、大きくがっかりする。今までで食べた麺職人をはじめとするカップ麺の中でも、最小量クラス確定のかやく袋に愕然としたのだった。緑はチンゲン菜なのだが、赤いツブツブは魚介練り製品だそうだ。シーフードヌードルとかで出てきた端材や機械にこびりついたものを使ったりしているレベルか、と思えるほどの粒の小ささに量である。
はぁぁぁっっとため息をつく。先にも言ったが、確実にかやくの量は今までのカップ麺で史上最強の少なさ。これは逆に、スープに原価を取られ過ぎて、割に合わなくなったからではないか、と推測する。ならば、スープが大失敗なら、実食点数はとんでもない低得点に…
にはならなかった。スープは確かに鯛の香りがそこはかとなく周りにも醸し出される。脂っぽさや、独特の香りもほぼほぼ再現されている。踏みとどまった、とは言えるが、どんぶりの中に舞う具材のわびしさに急に現実に引き戻される。
本当に具材である程度デコレーションできていたなら、ここまでの低得点にはならない。いかにスープが程よくても、ここまでの乖離する中身では、ほかの方にも勧め難い。
スープの芳醇度合いと具材のわびしさ。ここまでのアンバランスでも商品化しないといけない焦燥感というものを感じてしまった。
購入店 関西スーパー 大開店
麺 7.5/10 スープ 8.0/10 具材 5.0/10 総合計 20.5/30
価格補正 なし 合計 20.5/30 格付け C(お勧めできません)