多趣味・マツキヨの落書き帳

2013年(平成25年/皇紀2673年)1月、タイトル含めて大幅刷新いたしました。 現在、ダイエー店舗訪問記録/映画鑑賞記/即席麺試食記/ラーメン店訪問記がメイン記事となっております。画像/引用/リンク等は、ご随意に。

24回目

2019.11.10 Xデー近づくも 「天気の子」24回目 鑑賞記

日本興行界における「大ヒット」の基準は、興行収入10億円だそうだ。(日本でヒットした映画の具体的な興行収入の目安は10億円です。興行収入が10億円を超えると、一般社団法人日本映画製作者連盟の興行収入10億円以上番組に名前を連ねられます)
この基準に達する邦画は、アニメを含めても1割を切るレベルでしかない。ちなみに興行収入10億は、だいたい、70万人強の観客動員が必要となる(一人当たりの興行収入は、前売り券や特定日割、無料鑑賞、小人価格などで平均すると1300円程度とされるため、10億を1300円で割ると、76万人規模となる。これを例にとると、100万人=13億、1000万人=130億と簡単に計算できる。天気の子の現在の動員/興行収入もこの単価計算でほぼあっている。なお、天気の子には前売り券加算(未使用券)が発生しない&ほぼ正価販売だったたため、単価はやや高めである)。
こうして見てみると、「動員100万人」というハードルが異常に高いことがうかがえる。ところが、新海氏の直近2作品はこのハードルをやすやすと蹴り飛ばしてしまったのである。そこからの大ヒットは今更私が言うまでもなかろう。
そして「アナと雪の女王2」との直接対決をほぼ避けるように、天気の子は終焉を迎えるようである。一部2番館や地方館での上映は継続するようだが、仮にそれらが連日満席になっても、一日数千人規模。大きな積み増しとはならない。
私は、というと、基本ファーストラン終焉となる11/17の日曜日での鑑賞で終わらせたいと考えている。キリのいい25回目、というところも大きい。

MOVIXあまがさきで見る「天気の子」。もうすでに何もかも手の内に入っている当方は、前列に陣取り、殻に閉じこもれる状態を作り出していく。
それでも、耐性がようやくついてきたのか、全体的にボロ泣きに至る、というところまでは放りこまれない。花火大会でもあそこまでエモーショナルな映像なのに感情の勃興がもう一つだった。ラブホのシーンは、二人のやり取りに没入したことで特に帆高のどうしようもなくなりつつある感情のうろたえがビシビシ伝わる。私だって、陽菜さんが透明になっていたら、泣かざるを得ない。
いろいろと突っ込みたいところではあるのだけれど、やはり代々木会館での大立ち回りは我々に須賀と同じ立場に立ち入らせることで、一気に感情移入できる。
そこからのグランドエスケープ、そしてラストの大丈夫。「ああ、尊い陽菜さんを見られてよかった」に帰結しながら、歌詞の持つ破壊力にただただ身をゆだねる。

ラストシーンが見たい。これは「君の名は。」でも言える言葉である。それが見たくてスクリーンに座る。新海氏は、洋次郎は、結局「憑りついて離れない作品」を作らせたら右に出るものはいないと知ることになるのだ。

最終日鑑賞記念w 24縄目@ミント神戸(2)

この映画とつきあうことができて本当によかった。今だからはっきりとそう言える。

スタッフロールが流れ終わり、場内が明るくなる。だが、いつもと違う感情が当方を支配する。

  「いままで、ありがとうございました」

観てよかった、楽しめた、泣けたぁ…だが、自分の中で最終回は、それこそ一瞬たりともスクリーンを正視できないほどの感情が押し寄せると感じていた。

あのシーン。当方はとうとう嗚咽に近い発散する方向にかじを切った。今までだらだらと流されるままにしていた鼻をすすったのだ。すでに感情を解放すると誓っていたこともあり、序盤で早速じっとり来るわ、三葉上京編で早くも涙腺崩壊。再会してからのイチャコラも後のあのシーンがすでに見えているので準備する。
ペンが落ちる。もう止まらない。いや、むしろここで止めてしまっては、最後にふさわしくないではないか!! 
セリフを言いながら…いや、そのセリフすらまともに口ずさめていない完全に崩壊している自分がいる。本当に「三葉に会えなくなる」。その現実が圧倒的な力で当方に襲い掛かってきたのだ。

この作品を微に入り細にわたるほど解析をしてきた。しかし、その過程で私は彼・新海誠の仕掛けた罠にまんまとはまり込んでしまった。
奥の深さ。計算しつくされた作劇、感情を揺さぶる楽曲。今までのすべての作品のいいとこどりをし、それをエンタメに高めた監督氏を見抜けなかった私を含む評論家諸氏は猛省すべきだろう。

そして、今までのジブリ的などこか説教臭い作風を綺麗に払しょくし、アニメーションであっても恋愛ラブストーリーは描けるのだ、と高らかに宣言した監督氏の手腕に脱帽するしかない。
その映像を目の当たりにし、時には笑い、時には唄わされ、そして時には感情移入すら飛び越え、登場人物になり切って泣かされてしまう。1800円でここまでできる映画は、そう多くを知らない。かのリメイク版「美女と野獣」であっても、ここまでの感動や大泣きできるほどの要素はもっていない。

見るたびに発見のあったこの映画。そういうことが実際に起こりえたことも特筆に値する。だからこそ私は何度もスクリーンに対峙したのだ。それでもIMAXがどこかで上映されたら「もう一度逢いに行くって」言う心境にとらわれるのだと思う。
→〆縄が伸びましたので一部文言・タイトルを訂正致しました(2017.5.12)

2017.4.27 「ついに時は来た」 24縄目@ミント神戸(1)

この映画とつきあうことができて本当によかった。

今だからはっきりとそう言える。
複数回どころか、二ケタも観させてしまう"麻薬"のような作品。公言していないだけで、世間的には二ケタ視聴に及んでいる人は、万単位でいるはずである。もちろん筆頭与力は、あの方を置いてほかにはいないwww

私自身で考えても、2001年の千と千尋の神隠し以来2014年までは一度も映画館に足を踏み入れていない。実写版パトレイバーの公開に触れて、ようやく重い腰を上げたわけで、観たのはこの系列の作品だけだ。
それがどうだ。2016年10月1日からスイッチの入った当方は、2016年だけで5回/2タイトル、そして2017年は、すでに3タイトル/21回!!も劇場入りしている。しかも、洋画実写系にまでとうとう触手が伸びる。

映画というものはスクリーンで見てナンボ、という根幹に気づかせてくれた、あの美麗な映像の数々。開始一秒で惚れてしまった当方が病みつきになったかのごとく足しげく通ってしまう"症状"が発症するのは、至極当然の結末と言える。

それでも「会うは別れの始まり」。そのいつかは訪れる別れの時が、こうも突然に告げられるとは思いもよらなかった。
個人的にもっとも通い、そしていろいろな面で一番優遇していたかのような対応になっていたOS系。ミント神戸に至っては、夕方回に再び配置換えするなど、まだまだ稼ぐ気でいるかのよう。"これならGWも・・・"
その考えは甘かった。4/27で終了する告知が出てしまったのである。
4/28のスケジュールからも、瀧の入った三葉が飛び起きるサムネイル映像は見当たらない。4/28以降のハーバーも、はっきり言って稼ぐ気ゼロのレイト回で、GWの終了と同時に終焉しそうな勢いである。

だが、少なくとも、「もう一回は見られる」。もうハンカチでは物足りない。フェイスタオル、いや、バスタオルでも持参して、緩みっぱなしの涙腺を処理しなくてはいけないのではないか、とさえ思う。

もちろん当日は"正装" で現地に向かう。ここで見たのは、ここまでで通常版6回/日本語字幕版1回/英語歌唱英語字幕版2回の計9回。つまり、今回で10回目、通常版としては7回目となる。ちなみに次点は系列のTOHO西宮OSの4回。通常版に限れば節目の20回目ということになる。
自身で書いていながら、この作品のあまりのバージョン違いに目を見張る。日本語字幕版は、ほとんどの映画でやっており(いわゆる、聴覚障碍者向けという意味合いが強いが)、この映画だけ特別というわけではないが、シネコンによっては、これをやらなかったところもある。特筆すべきは、やはり、英語歌唱英語字幕版を上映したことだろう。これがいわゆる海外で言うところの字幕版(sub)に当たるわけで、これを先取り出来たところはよかった。

もう何か、「世界が終わりを告げた」かのような、重い足取りで劇場に向かう。少なくとも当方がホームとしているシネコンでやることはよほどのことがない限りあり得ない。だからこそ「この目に焼き付けておく」ことに決めたのだ。
だが、あまりに残念な状況に目を覆いたくなった。17時時点で埋まっているのはわずか6席。うはっっ。そこまでになってしまったか…
だが、18時少し過ぎに劇場に入り購入に至った時に少しだけ小躍りする。20人近く席が埋まっていたからだ。
そして運命の入場。最終的には35名。ソロが7割の23人(男12/女11)、ペアは女性3組男性一組。カップル二組がなんと「夢灯籠」の流れている最中に駆け込んでくるというおまけつき。少しだけ女性優位となった。
年齢層も多彩。初老完全白髪の男性ソロがおそらく最高齢(60代)とみられるが、その方がいなければ、当方がダントツの最高齢か、と思ったほど。女性陣は30代前半が大半で、最終回は、平均年齢30代後半とする。

最終回は、レビューをまとめて〆たいと思う。






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