多趣味・マツキヨの落書き帳

2013年(平成25年/皇紀2673年)1月、タイトル含めて大幅刷新いたしました。 現在、ダイエー店舗訪問記録/映画鑑賞記/即席麺試食記/ラーメン店訪問記がメイン記事となっております。画像/引用/リンク等は、ご随意に。

40点

2015.5.4 ファーストインプレッション THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦

僕がリスペクトする映画評論家の「あの方」は、先に採点を発表してしまうので、いささかがっかりするのだが、当方は最後の最後まで引っ張りますので・・・

5/1に長編とされる本作(長いので以後、この表記に統一)が公開、なかなかにヒットしている、とする報道もあったりするのだが…私は短編7回の総トータル観客カウント数が100どころか、50いってないのではないか、というところから推測して、行っても客が引きも切らないといった状況は当然存在しないと踏んでいた。
はたせるかな、5/4夕刻の上映会は、空席だらけ。10人いたかいなかったかくらいで、「やっぱりか…」とため息をつくと同時に、「こうなることを想定したうえでの低予算映画なのかな」と思わずにはいられない。

当ブログでは、「ネタばれ」等は、ご法度ではなく、むしろぼやかして書くことはあまりしないスタンスである。ただ、実際に枝葉末節を省いてしまうと、予告編にある、「最新鋭ヘリVS旧型警察レイバー」の一騎打ちがどういう結末になるのか、ということになってしまう。まあ、当然のごとく、結末なんて、わかった話であり、そこに至るドキドキ感とか、見せ方というものが味であり、監督の技量というべきところなのだが、この部分、残念ながら、今回も、短編『暴走!赤いレイバー」並みの、尻すぼみで終わってしまっている。

次のブログでは、この作品の致命的な欠陥を暴露するつもりでいるのだが、内容を振り返ってみると、今までの短編で、お調子者的な書かれ方しかしていなかった隊長こと後藤田(筧 利夫)にスポットが当たりまくっている。実際、この映画、今までの短編では泉野 明役の真野恵理菜がトップだったが、最後のスタッフロールでは筧がトップに来ていた。そして、私が「長編の前座」と評した短編の最終章でも、その片鱗は窺い知れていたので、この展開は非常に理解できた。

であるがゆえに、最後半でしか、活躍の場が見られなかったレイバーたちの、奮闘と呼ぶにはあまりにしょぼすぎるやられっぱなしぶりにこれが実力であり、解体やむ無しを決定づける描写になってしまっている。
だが、ここではたと考えた。今回の長編は、そもそも「98式パトレイバー」の活躍を見せるのではなく、どうやって成仏させようか、という視点から計画されたのではないか、と思ったのである。
旧型のレイバーより格段に進歩したヘリの方がより強いわけであり(実際ハチの巣寸前になっている)、また、重火器も現実ではさらに強力になってしまっている(短編で、実際にハチの巣になってしまったという実績もある)。引退→解体がそもそもの路線であるはずだが、今回、機体の処分ではないが、修復も、帰る場所もなくさせることをテロリストに「してもらう」ことで、実体として架空世界では残っていた、パトレイバーを消滅させることにしたのではないか、と思われるのである。
実際、一機は完全水没、もう一機もピックアップも無理なように見受けられる。

鑑賞後の爽快感という点で見ても、正体が最終的にわからなかったヘリのパイロットの不気味なまでの"生還"が描かれるなど、「ええ、これでおしまいですかぁ」になってしまうところは、本当に押井氏の作品なのか、と目を疑ってしまう。

では駄作なのか…というところなのだが、ダイアログで見せてしまう「押井マジック」は健在でもあった。南雲と後藤田のやり取りで、「特車2課の遺産」は実体のないことが明かされ、私を含めて期待していた人たちはズコーとなったことだろう。だが、その「ないものをあるように見せかける」ことが一種の伝統である、ということに気が付いた後藤田の行動は早かった。そして、それが、以後の"活躍"につながるのである。

総じて、「1800円返して」とは言わなくて済んだことは間違いないが、だからと言って「元はとれた/集大成の映像だった」とはとんでもない過大評価である。崩壊するまで攻撃しないヘリなど、日本で仮に同様のテロが起こっても「どうせこの程度だろう」とする、変な指標にされてしまいかねない。カタルシスを感じられない、そして、中途半端にならざるを得なかった描写全般には、厳しい採点をしたいと思う。
では採点。素人の当方は、この作品には落第点をつけたくはない。だが、仮にこの作品で「ウオ、日本のVFXも捨てたものではない」と言われるのもしゃくなので、55点としたい。しかし、これはかなり贔屓目に見たものであり、実際問題、あの評論家氏とほぼ同等の感想を抱いたのは間違いない。

これを待ってたwww「辛口」批評のご裁決やいかに?

当方がリスペクトしてやまない人物というものは相当に限られている。
特に、「あ、この人についていきます」と思わしめる人に、一年に一人会えればいい方である。ご尊顔も見たことのない、web上での付き合いならばなおさらである。

そんな中にあって、当方が、日々巡回しないと気が済まない存在になってしまった、「前田有一の超映画批評」→こちら。超○○は、どこぞの教授のパクリかと思っていたりするところは置いといて、このひとの筆致の、歯に衣着せぬ物言いは、本当に見ていてスカッとする。

そして、おそらく、GW公開の映画評の中に、当然含まれると思っている、「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦」の批評がアップされていたのだったが…→残念ながら『今週のダメダメ』でしたわ

ネタバレを極力抑えつつ、当然のように関連商品や映像にも言及しているあたりが、ただ単に「その一本」を論じるのではなく、シリーズとしての位置づけをどうこうしようというところにこの人をリスペクトする理由がある。
そして、その矛先は、例えば、「等身大セットも話題になったレイバーの活躍するシークエンスはほぼ一つだけ。時間も短く、動く機体も少ない」といった、お金のない中でどうにかしようとしている憐れみにも似た、もがきを感じ取っているところにある。

実際には、冒頭に結論…予算不足丸出しの、痛々しい出来映えと書かれているので、当方としても、「ああ、やっぱり」と言わずにはいられない。
アニメーションであれば、正直2次元なので、例えば原画を増やすといった物理的な作業が増えるだけで、出来栄えを良くも悪くもできる。ところが、人間が演じ、曲りなりでも具現化したレイバーを手間暇かけて動かすように仕向けないといけない。それでなくても、予算がない=時間も手間もかけられない 中で長編を作らないといけない…スピンオフと言ってもいい短編でお茶を濁して、何とかファンをつなぎとめようとしてきたわけだが、果たして、これまでの7本分/私個人では8400円も投資している!! そして今回の長編で1800円…。を見てきた層に対してはどう映るのであろうか…

まあ、某、アニメーションの実写映画は、地雷であることをお教えいただいたおかげで、1800円をどぶに捨てずに済んだ(私の友人は、当方の忠告を聞かずにスクリーンに座り、物の見事に撃沈。今でも主役が出てきたら「あ、ル●ン」と言って、トラウマを攻撃している私がいたりする)。その獲得点数の13倍以上もある、というだけで、とりあえず『地雷ではない』ということがうかがい知れる。ちなみに採点は「40点」なのだが、随所に、先般の「官邸ドローン」の一件をちりばめたり、と、読んでいる方にも説得力を感じてしまうのである。
予算不足な点を、「予告編詐欺」で見せようとするのは、今に始まったことではない。いや、むしろ、そんな映画ばっかりではなかったかとさえ思う。押井氏の映像手法がその限られたリソースの中でどこまで具現化しているのかを確認するために、1800円払うのは、決して、無駄とはいえないようにも思う。

鑑賞後にとらわれるであろう「これじゃない」感をどこまで払しょくできるのか…GW中はさすがに忙しいが、あまりに遅いと、以後みられる方にも悪いので極力GW中に鑑賞してUPしたいと思っている。
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