さて、今回初めて、テキサス親父こと、トニー・マラーノ氏との対面は果たせなかった(まあ既に三回会ってるし、お菓子工場の同行見学会もやっているので、ほかの方に比べたら、やや多い程度かも。こういうとき、東京方面に住んでいると会いやすくなるんですがね)。
そんなことより、私が知らなかった、と言うか、地元民限定の情報が親父殿にもたらされ、それが実現したのである。

まずはこの動画をごらんいただきたい。【閲覧注意!ハンカチが要るかもしれません!】

概略は、B29が群馬県太田市にあった、戦闘機のメーカーであった中島飛行機の工場めがけて空爆しようとしたところ、2機が接触し、墜落、乗員全員が死亡したのである。
その亡骸を懇ろに弔ったばかりか、遺骨もアメリカに返還を済ませている。敵味方関係のない精神の尊さに、思わずこみ上げる親父殿。だが、はっきりいって、こんなことを教えてもらうまで知らなかったのが実際のところである。

と言うわけで情報をいろいろと取ってみた。
PDFの資料を発見。
慰霊碑が置かれている清岩寺はこの場所。

実は、意外や意外。B−29搭乗員の慰霊碑はいたるところに存在しているのである。(B29 慰霊 で検索をかけると、日本各地に点在していることが分かる)普通に考えれば、自分の家を、家族を焼きに来た、にっくき仇も同然。なのに、ここだけが特別に盛大にやっているわけではなかったのと同時に、本当に死んでしまえば敵国人であっても人間として扱っていた、当時の日本人の高貴な考え方にただただ脱帽するしかない。

こういう、日本のすばらしいところを、あろうことか当時は敵国人だった方に教えてもらわないといけない悲しさ・・・。いかに自虐史観下の教育が間違っているのかを身を持って教授いただいたのである。
本当にただただ「ありがとうございました」と言うしか言葉が見当たらない...