25縄目で、正直〆縄にしたかった。だが、もしかすると、どこぞの公開初週の夕方回なのに一桁だったあの作品を越えたらびっくりするかな、何て言う意地悪な気持ちが持ち上がる。そして、回答を見つける意図もあったので、レイトなのも気にせず、予約する。
果たせるかな、なんと、21人もの盛況ぶり。ソロ客が大半であり、確実に拗らせている人たちばかりで埋め尽くされていた。今回は、意外にも鑑賞層は幅広く、20代後半と思しき男性/カップル一組も。ただ男女比は、時間帯のせいもあって男性7女性3、と言ったところ。平均年齢は、40代前半とする。

とあるシーンを再確認する。その結果、回答が得られ、人目を気にせず、ガッツポーズを決める。仮説が正しいと証明されたときの爽快感は、何物にも替えがたい。
もうストーリーも、セリフすら手の内。今日は、やはりそうだったか!!という点が次々に浮き彫りになり、そこが感動を呼び起こしたりして、涙腺崩壊のタイミングが少しずれた感じもした。
そう。カタワレ時のあの出会いのシーン。瀧は、三葉には触れていないのである。少しだけ、手が上がろうとするが、それが急ブレーキでもかかったように止まる。「ああ、瀧くん、ここで抱きしめてくれていたら、逆に大ブーイングだったぞ、よくぞその手を止めてくれた」。
彼の恋愛に晩熟なところがものの見事に表現され、また、出会えたことを無邪気に喜ぶ三葉を見て、安堵の気持ちがそうさせたのかと思ったりもしている。

さて、26縄が完了した。
君縄ロスに対して「美しくもがく」当方。DVD/BDまで2カ月じゃないか、といわれるだろうが、実際スクリーンで見るのとは比べ物にならないしょぼさが想起される。だから、見られるうちに一回でも多くスクリーン体験をしておくことは「権利なんかじゃない 義務だと思うんだ」という心境になっているのは仕方ない部分だと思う。
公開から実に9カ月。当方がかかわってからでも7か月目に突入しているこの映画。「ついに時は来た」と思い続けてすでに一か月。

映画はスクリーンで見るものだ、と感じさせてくれただけで、十分である。